ミヤコドリ
古今和歌集などに登場する「都鳥」はユリカモメのことだと考える人が多いのですが、今回はミヤコドリ科のミヤコドリです。
ミヤコドリは北方ユーラシア大陸のあちこちで繁殖し、冬は南下してあちこちの海岸で越冬します。
日本にはほぼ全国の海岸に、稀な旅鳥または冬鳥として飛来しています。 そんななかで、千葉県、神奈川県、福岡県、三重県などには、毎年越冬している場所があります。
そのうちのひとつ、三重県に行ってきました。
着いた時はミヤコドリはお昼寝中。 ほとんど動きがなく、こちらもたいくつして場所を移動しました。
※ コメント欄に、鳥の休む姿勢について書いています。
他の鳥を観察し、戻ってみると様子は一変していました。 干潟で盛んに餌をつついています。 二枚貝やカになどを上手に食べていました。
お昼寝は、潮が引いて干潟が現れるのを、ひたすら待っていた姿だったようです。 干潟への移動時には集団で飛ぶ姿を撮れたのに・・・と悔やんでも、後の祭りです。
下は満腹して食後の水浴びでしょうか。
私のブログは、現在2本立てで、身近な自然をこの「そよ風のなかで」で扱い、旅行時などで見た動植物などを「そよ風に乗って」で記事にしています。 三重県へは2月1日に旅行し、当初は「そよ風に乗って」に載せるつもりだったのですが、こちらは石垣島・西表島のシリーズがもう少し続きそうなので、日帰り旅行のことでもあるし、と、三重県への鳥見旅行シリーズはこちらに載せることにしました。
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コメント
ふ~~ん お昼寝ですかぁ
見ると、長いオレンジ色のクチバシをどっかに、しまいこんでますねぇ・・
食後、急に元気になって、
水浴びのふりして、自己PRしてるやんか~
と、思うのは私だけ?
投稿: わんちゃん | 2009年3月15日 (日) 19時40分
自己PRしていると見ると、その横を知らぬ顔して通り過ぎるユリカモメの表情もおもしろいですね。
投稿: そよかぜ | 2009年3月15日 (日) 23時53分
「悪いけど、アナタには興味無いのよ」
と、言っているのかどうか・・・・
投稿: わんちゃん | 2009年3月16日 (月) 13時48分
こんばんは♪
ミヤコドリは整列してお昼寝中
赤い嘴は目立つから隠してるのかな
そして同じ顔の向きで寝てる
左側が水辺だから?
ユリカモメ我関せず・・・マイペースか?
投稿: エフ | 2009年3月17日 (火) 23時13分
水鳥の寝姿は、まず1本足。 これは水深の浅い所で寝ることもある水鳥の場合、水に接している足から体温を奪われることを防ぐため、一本足で立って、他の足は羽毛に包んで暖めることができるこの姿勢が身についていて、陸上でも1本足で休むのではないかと思います。
次に、寝る場合は頭をどこかに乗せたいのですが、鳥は横にならないので、頭を乗せる場所は背中しかありません。 頭を背中に乗せると、クチバシは左右の翼の間に位置することになり、隠れてしまいます。 この姿勢は腕枕ならぬ“背中枕”をしているのだと言っていいのではないでしょうか。
そして体の向きです。 1枚目の写真、オナガガモもマガモもミヤコドリと同じ方向を向いています。 つまりこれらの鳥にとって、種を超えた都合のいい「休む時の向き」があるようです。
その「向き」とは? この日は風の強い日でした。 私は風上を向いていたのではないかと思います。 風上を向いていれば、翼を広げて飛び上がれば、そのまま風に乗ることができます。 弱い立場の野生動物にとって、いざという時にすぐに逃げることのできる体制をとっておくことは、とても大切なことでしょう。
以上、鳥の寝姿についての「そよかぜ仮説」でした。
投稿: そよかぜ | 2009年3月18日 (水) 00時58分
名探偵の推理ヨロシク・・・・
う~~ん なるほど・・・
水鳥のクセを知り尽くされてこその
名推理ですね。
それとも、水鳥のキモチになりきってこその・・・
投稿: わんちゃん | 2009年3月18日 (水) 15時34分