瞬膜(コイカルの場合)
瞬膜とは、脊椎動物の多くがまぶたと眼球との間に持っている、半透明の膜です。 この瞬膜は、まぶたが垂直方向の運動をすることが多いのに対し、多くは水平方向の運動をします。
瞬膜は、哺乳類では退化傾向にあり、私たちの目を見ても、目頭の部分に少し白っぽいものがあるだけですが、鳥類、爬虫類、無尾両生類、サメ類などの魚類の一部では瞬膜がよく発達しています。
今回、比較的珍しい鳥であるコイカルの写真を、喜んでたくさん撮り、PCでチェックしていたら、瞬膜を閉じた瞬間の写真が何枚かありました。
下に瞬膜を開いている場合(左)と閉じている場合(右)を載せておきます。(どの写真もクリックで拡大できます)
私たちが瞬きするように、かなり頻繁に瞬膜を閉じて涙で眼の表面を潤しているようです。
もちろん瞬膜はコイカルに限ったものではありません。 下はシメの場合です。
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コメント
>今回、比較的珍しい鳥であるコイカルの写真を、喜んでたくさん撮り、
こんな時そよかぜさんはホホがゆるんできますか?(シメシメとかウハウハとか)
上のコイカルくんと
シメくんの口の中、食べ物見っけ、
それで瞬膜状態??ですか?
でも、真ん中のコイカルくん「そんなのかんけえねぇ」って・・・・
投稿: わんちゃん | 2009年2月25日 (水) 21時38分
> こんな時そよかぜさんはホホがゆるんできますか?(シメシメとかウハウハとか)
その洒落イカル、いや、イカス!
まばたきは食べながらでも考えながらでも、です。
投稿: そよかぜ | 2009年2月25日 (水) 23時44分
一つ思い出しました
子供の頃、鶏を飼ってました、
と、いうより父はニワトリを育ててました。
ニワトリの目、まぶたがあるような気がしました。
瞬膜??
投稿: わんちゃん | 2009年2月26日 (木) 19時09分
鳥には瞬膜もまぶたもあります。
瞬膜は私たちの瞬きのように閉じたり、
水に潜る鳥では水中眼鏡のように使っているようです。
本当に眠るときにはまぶたを閉じます。
1月23日のオシドリは“昼寝”の時間帯で、最後の写真には眠そうにまぶたを半分閉じて目が細くなったオシドリが写っています。
ちなみに、鳥のまぶたは下から閉じます。
投稿: そよかぜ | 2009年2月27日 (金) 07時00分
こんにちは♪
瞬膜の動きがすばやすぎてどう動くのか見えませんでした
なは~実は・・・
水平方向と垂直方向の意味がよくわからない
んです
水平と垂直なら意味がわかるんですがそれに方向がつくと??
投稿: エフ | 2009年2月28日 (土) 16時36分
動きにはどちらへ動くかという「方向」があります。
まぶたを閉じる時の動き(もちろん開く時の動きはその逆)は、私たちの目では上から下へ、鳥では下から上へという違いはありますが、いずれも「垂直方向」です。
投稿: そよかぜ | 2009年3月 1日 (日) 11時28分