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2009年2月27日 (金)

オオマシコ

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    ハギの実を食べに来たオオマシコのオス

 オオマシコは、シベリア東部で繁殖し、冬はモンゴルから朝鮮半島にかけての地域で越冬します。 日本にも、冬鳥として少数が、主に本州中部以北に飛来します。
 そのオオマシコが神戸市立森林植物園に群で来ているというので撮りに行ってきました。
 2月12日にベニマシコを記事にしましたが、このベニマシコに似て、一回り大きく、オスはベニマシコよりさらに赤いというのがオオマシコです。 比較しやすいように、下にオオマシコのオスと、ベニマシコのオスの写真を並べておきます。 ベニマシコでは白っぽい頬もオオマシコは赤い色をしていますし、尾はベニマシコの方が長くなっています。

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     オオマシコのオス

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     ベニマシコのオス

 下はオオマシコのメスですが、メスはオスに比較して、全体的に赤色が薄くなっています。

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 メスと幼鳥の区別は難しいのですが、下はオオマシコの幼鳥のような気がします。

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2009年2月25日 (水)

瞬膜(コイカルの場合)

 瞬膜とは、脊椎動物の多くがまぶたと眼球との間に持っている、半透明の膜です。 この瞬膜は、まぶたが垂直方向の運動をすることが多いのに対し、多くは水平方向の運動をします。
 瞬膜は、哺乳類では退化傾向にあり、私たちの目を見ても、目頭の部分に少し白っぽいものがあるだけですが、鳥類、爬虫類、無尾両生類、サメ類などの魚類の一部では瞬膜がよく発達しています。
 今回、比較的珍しい鳥であるコイカルの写真を、喜んでたくさん撮り、PCでチェックしていたら、瞬膜を閉じた瞬間の写真が何枚かありました。
 下に瞬膜を開いている場合(左)と閉じている場合(右)を載せておきます。(どの写真もクリックで拡大できます)
 私たちが瞬きするように、かなり頻繁に瞬膜を閉じて涙で眼の表面を潤しているようです。

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 もちろん瞬膜はコイカルに限ったものではありません。 下はシメの場合です。

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2009年2月23日 (月)

コイカル

 2月2日にイカルについての記事を載せましたが、今日はそのイカルに近縁のコイカルです。 もちろん「小さなイカル」の意味で、データによれば、イカルの翼開長が 23cm、コイカルの翼開長が 18.5cm ですから、たしかにひとまわり小さいのですが、イカルの群に混じっているコイカルを見ても、そんなに大きさの差は感じません。

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    イカルの群に混じるコイカル(いちばん前)

【イカルとコイカルのオスの比較】
 コイカルのオスは、顔の黒い部分はイカルよりも目の後方まで広がっていて、イカルが背も腹も灰色なのに対して、コイカルの背中は褐色がかっており、腹もオレンジ色を帯びています。 また、黒っぽい翼にある白斑は、イカルが1つであるのに対してコイカルは2つ、コイカルでは翼の先端も白です。 嘴は両者とも黄色ですが、コイカルの嘴の先端は黒くなっています。

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    イカル 左はスズメ、後ろはコイカル

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    コイカル

 イカルでは雌雄の差はほとんど無いのですが、コイカルのメスの顔は黒くなく、別の鳥のように見えるのですが、写真の群にはコイカルのメスは発見できませんでした。

 コイカルはロシアの沿海州や朝鮮半島から中国の揚子江流域にかけての地域で繁殖し、日本には本州以南に主に冬鳥として、少数が飛来します。 しかし例外的に、熊本県や島根県では繁殖も記録されています。
 イカルは日本ではコイカルよりはるかにたくさん観察されます。 しかし世界的に見ると、イカルの分布は東シベリアや中国東部などの東アジアのごく狭い範囲に限られていますので、世界的にはコイカルの方が個体数は多いのかもしれません。

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    樹上のコイカル

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2009年2月21日 (土)

カヤクグリ

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 カヤクグリは、イワヒバリ科に分類されていて、本州中部以北の高山帯や剣山で繁殖し、冬季になると本州、四国、九州で単独または小さな群れで越冬します。 カヤクグリの名前は、越冬時に、写真のように、カヤ(=ススキなど)などの茂る藪地の地上でよく採餌しているところからですが、雑食性で、樹上でも採餌するようです。
 大雑把に言うと、体の上面は褐色に暗褐色の模様、下面は灰褐色、虹彩は赤褐色で、嘴は黒く、足は薄いオレンジ色です。

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 写真のカヤクグリは大阪府の箕面で写しました。 滝道にコマドリがいると聞いて出かけたのですが、出会えず、コマドリの赤い胸の代りに滝の虹で辛抱しなければならないかと思っていたときに出会いました。

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 私の印象では、イワヒバリもカヤクグリも人になれやすい気がします。 このカヤクグリもよく人に慣れていて、かなり近づくことができました。

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2009年2月19日 (木)

マヒワ

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 マヒワは、北海道や本州中部以北では繁殖していますが、大阪付近では冬鳥として飛来し、いつも群でいます。
 写真のマヒワはオスで、喉と額から後頭が黒い羽毛で覆われていますが、メスにはこの黒い部分がありません。
 食性は植物食で、果実、種子、芽などをよく食べています。 大阪付近ではハンノキの仲間の種子をよく食べています。 写真もオオバヤシャブシの種子を食べに来ていたものです。

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 近縁のカワラヒワは身近などこにでもいる鳥なのですが、マヒワのいる場所は限定されますし、なかなかなか近づくことができません。

 比較のためにカワラヒワの写真も載せておきます。

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2009年2月17日 (火)

10万人を超えました

 2月11日の記事の予想通り、本日(2月17日)、左上に設置してあるカウンターが10万を超えました。 '07年1月20日の開始以来、2年少しで延べ10万人の方にこのブログにお越しいただいたことになります。 ありがとうございました。
 今日は、10万人突破記念に、エフさんからいただいたアイデアを参考に、私の思い出に残っている記事を列記してみようと思います。
 が、出勤の時間が近づいてきました。
 「思い出に残る記事」は、今夜載せることにします。
(以上、朝)

(以下、夜)
 「思い出に残る記事」ベスト8です。 いざ書こうとすると、順位をつけることは難しく、日付順に並べることにしました。 また、新しい記事は、まだどれが自分の心に強く残るのかが自分でも分からない状況ですので、選べませんでした。

'07年4月21日 カタクリ
 大阪府と奈良県の境にある葛城山のカタクリを記事にしました。 まだブログを始めて間もない頃、他の人のブログをブログ作りの参考にとネットサーフィンしていると、見たことのあるカタクリの花が・・・ どうやら同じ日に同様のコースを回って記事にした人がいるようです。 これが、ほとんど全ての記事にコメントを送ってくれているわんちゃんとのブログ上での出会いになりました。

'07年5月1日 ムシクソハムシ
 これは小さな昆虫ですから、知らないと見落としてしまうことでしょう。 ブログねたを探すつもりで他の人のブログを見ていて、こんなおもしろい昆虫があるんだ!と思っていると、すぐ近所にもいました。 ブログをやっていることとデジカメの進歩で開けた新しい「小さな昆虫の世界」でした。

'07年6月27日 オオマツヨイグサ
 わんちゃんにオオマツヨイグサのメシベの柱頭の様子と子房とを調べてもらって、それをまとめて記事にしたものです。 写真も自在に送りあえるというインターネットの活用でいろんなことができるんだ、ということを気づかせてくれた記事ということで、印象に残っています。

'07年7月29日 クマゼミの抜け殻の白い糸の正体は? 
 いただいた質問に答える形で記事にしたものですが、理解してもらいやすくするために、抜け殻の断面を作ったり、気管を熱湯で柔かくできることを発見したりと、楽しい作業を続けることができました。
 「生物」という名の生物はいないのですが、この記事を書いていて、ある生物を材料に普遍的なことをうまく説明できた充実感を感じることができました。 これからも普段見過ごしがちなことから、おもしろい話を引き出していきたいものです。

'07年8月6日 ハスの葉の上で水が沸騰!?
 これもいただいた質問に応えるために書いた記事ですが、水をハスの葉の上に載せて、激しくブクブクする様子をうまく動画に収めることができました。 これも質問をいただくことが無ければ生まれなかった記事だと思います。 いただいた質問に感謝です。

'07年10月31日 ひっつきむしの種子散布 
 これはエフさんにいろいろ調べてもらった結果から考察したものです。 ひっつきむしのくっつくしくみについては、いろんな本にも書かれていますが、地面に落ちてこその種子散布です。 この落ちるしくみについて考察するという着眼点が気に入ってます。 この記事にはまだまだ仮説の部分が多く、もっと調べるべき点が残されています。
 これからも身近な生物を、多く書かれているのとは別の視点から見ていって、おもしろい結論を得ることができればと思っています。

'08年5月5日 フタバアオイ 
 このブログでは、身近な生物と私たちの生活との関係についてもいろいろと書いていきたいと思っていますが、この記事は、葵祭や徳川家のことなど、コメントのやり取りで盛りあがった記事です。 このブログは全体的にコメントがおもしろいとの声もいただいています。 これもわんちゃんをはじめとするみなさんのおかげなのですが、このフタバアオイの記事からは続編も生まれました(2009年1月7日の記事
 これからもいろんな記事でコメント欄を充実させていきたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

'08年8月8日 オオハキリバチ
 このブログでは、知的におもしろい記事と、印象に残る写真の両方を狙っています。 両者がそろった記事というのはほとんどありませんが・・・
 いい写真は皆様方の評判もいいようで、左のサイドバーの「人気記事ランキング」に出てくるのは、ほとんどが記事よりも写真によるものでしょう。 ここに登場する記事の写真の多くは、私自身も気に入っています。
 そんななかで、このオオハキリバチの記事を選んだのは、'08年の4月にデジイチを導入し、ようやくカメラに慣れてきた頃で、コンデジとは違ったレスポンスの良さで動き回る虫をうまく捉えることができたという点で、印象に残っている写真だからです。

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 このように書いてみると、記事については、いただいた質問を出発点として、自分でもおもしろいと思う記事がたくさん生まれています。 また、コメント欄で何度もやり取りをした記事が、復習効果もあって、よく私の印象に残っているようです。 つまり、私の印象に強く残っている記事の多くは、皆さん方によるところが大きいようです。 これからもよろしくお願いします。
 写真についても、多くの人の心に残る写真をたくさん撮りたいものです。 写真の感想もお寄せくださいね。

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2009年2月16日 (月)

ウソ

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 ウソというこの鳥の名前は、すぐ「嘘」という漢字と結び付けられて、何が嘘なのだ!? ということになるのですが、ウソの漢字は「鷽」(鶯とはちがいます)ですし、名前の由来は、古語の「嘯(うそぶ)く」(=口笛を吹く)から来ているようで、「フィー、フィー」という鳴き声が口笛のように聞こえるからということです。
 たしかにウソの声は遠くまで良く聞こえます。 姿はみつからないのに声だけ聞こえることもよくあります。
 ちなみに、この声は年中聞くことができ、メスもこのように鳴きますので、さえずりではありません。

 太宰府天満宮などでは、菅原道真の紋所が梅で、その梅によくやって来ていたウソを、「鷽」の漢字が「學」の字に似ていることから、学問の神様である天神様の使いとみなし、ウソをデフォルメした木彫りの人形「木鷽」が土産として売られています。

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    太宰府天満宮 私が16年前に写した写真です

 この木鷽を用いた「鷽かえ」という神事も行われています。 1月初旬の夜、参詣者が暗闇の中で互いに手にした木鷽を次々と替えあい、底面に書いてある数字や言葉が当たり番号である木鷽を最終的に持っていた人は金の鷽がいただけるというものです。 人が知らずしらずにつく嘘を、木鷽を替えあうことで天神様の誠に変えていただくのだと言われています。(やっぱり「嘘」?)

 ウソは本州中部以北で繁殖し、冬は暖地に移動しますし、冬鳥としても渡来してきます。 嘴は太く短く、頭と翼の大部分、それに尾は黒く、背中は灰青色です。
 下の写真、左がオスで右はメスです。 雄の頬から喉は淡桃色ですが、雌にはこの淡桃色の部分がありませんので、オスは照鷽(てりうそ)、メスは雨鷽(あめうそ)とも呼ばれています。
 細かく書くと、ここに載せたのはアカウソです。 ウソは、ウソ、アカウソ、ベニバラウソの3亜種に分けられます。 亜種ウソのオスは、喉は赤いのですが、胸の赤味はありません。 なお、ベニバラウソは冬鳥として稀に渡来し、胸から腹までが赤味を帯び、下腹は白色です。

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Kanji090207_1 本日の漢字
 左よりウソ、ウグイス、「学」の旧字

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2009年2月14日 (土)

セツブンソウ

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 節分の頃から咲きだすとも、冬と春の分かれ目に咲くともいわれるセツブンソウ、かわいい花で、ぜひ写真に撮りたいと思っていました。
 でも、早春に咲く野草の中でも開花時期の早さはトップクラスの可憐なセツブンソウは山草愛好家達にも人気が高く、業者に乱獲され、石灰岩を好むということもあって、大阪付近でよく知られている自生地は、兵庫県丹波市青垣町や伊吹山山麓など、限られています。
 自生地で雪を割って咲く姿も撮りたいのですが、最近ではあちこちの植物園などでも見られるようになってきましたので、とりあえずは近場でと、自宅の近くの河内長野市にある「大阪府立花の文化園」に行って来ました。

 セツブンソウはキンポウゲ科に分類されています。 花の径は約2cm、花の後ろにある、不揃いに分裂した葉のように見えているのは苞葉で、これとは別に、塊茎から直接葉を出す(根出葉)のですが、写真には写っていません。 根出葉は少し遅れて出てくるようです。
 このブログでも、これまで何度か早春に咲くキンポウゲ科のスプリング・エフエメラル(キクザキイチリンソウの項を参照)を載せてきました。 セツブンソウの花もこれらのキンポウゲ科の花と多くの共通点を持っています。 花弁のように見える白いものはガクで、花弁は退化して二股に分かれた黄色い蜜腺になっています。 オシベは多数、まだほとんど花粉を出していないようです。 そのオシベに囲まれて2~5本のメシベが存在します。

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2009年2月12日 (木)

ベニマシコ(オス)

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 写真はベニマシコのオスです。 メスは全体に褐色が強くなります。
 「ましこ」は猿の異名で、「猿子」と書きます。 顔が赤いところからでしょう。 それにさらに「ベニ」がつくのですが、これは体全体の色をさして言っているのでしょう。

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 ベニマシコは、北海道や青森県などでは繁殖しているようですが、それ以南では冬鳥として飛来します。 冬は藪の多いところで、通常は小さな群または単独でいます。
 主な餌はイネ科やタデ科の植物の種や昆虫ですが、越冬地ではナギナタコウジュの種を特に好んで食べる傾向があるようです。 写真のベニマシコも、なかなかナギナタコウジュから離れようとしませんでした。

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 ナギナタコウジュは、花序が長刀のように反り返り、香樹(コウジュ)といわれるように強いにおいがあります。 ベニマシコはこのにおいがお好みなのでしょうか。

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clip ナギナタコウジュの花(H20.10.12.金剛山にて撮影)

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2009年2月11日 (水)

カウンター10万が目前に

 2月10日、サイドバーに設置してあるカウンターが9万9千を超えました。
 このブログ開設から2年少し、訪問者数が10万の大台に乗る日が近づいてきました。 達成予想日は2月17日です。
 このカウンターは、検索などで「マイフォト」にのみ訪問いただいた方はカウントされていませんので、この数を加えると、すでに13万人を超えているのですが、やはり大台に乗るのはうれしいことです。
 カウンターが10万になった時に、訪問いただいたお礼の気持ちを込めて何かしたいのですが、することが思い当たりません。 何かいいアイデアがあればお寄せくださいね。 

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2009年2月10日 (火)

アトリ

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 大泉緑地のアトリです。 樹上にいることが多いのですが、この日は数十羽の群で、地上で餌をついばんでいました。
 アトリの語源は、「集まる鳥」から、「あつとり」、「あっとり」を経て「あとり」となったと聞いた覚えがあります。 漢字表記では「花鶏」。 なかなかきれいな鳥です。
 アトリは日本には冬鳥として秋にシベリア方面から渡来します。 昔は大群が見られ、収穫直前のイネ(昔の稲刈りの時期は今より遅かった)を食い荒らされると嫌われたとか・・・ これも昔聞いた話です。 食性は雑食性のようです。

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2009年2月 8日 (日)

イオノプシジューム

 この土日は天気もよく暖かく、春の日差しを感じることができました。
 このところこのブログは鳥が連続しています(これからも続く予定ですが・・・)が、ロウバイに続いてウメが咲き、花の季節も着実に進行しています。 野の花もいろいろ咲き出してはいるのですが、多くは今までにこのブログに登場しています。
 園芸植物の方は、これはもうたくさんの花が咲いています。 その中で最近あちこちで目にするようになったのが、このイオノプシジューム(Ionopsidium acaule)です。

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 花は咲き始めたころは薄紫色ですが(上の写真)、次第に白っぽくなってきます。 葉は長い葉柄があり、ハート型をしています。
 英名は Violet cress ですが、スミレの仲間ではありません。 かわいい花は Violet なのでしょうか? 英語では Diamond flower とも言いますから、こちらの方が白く小さな十字の花にはふさわしいかもしれません。

 イオノプシジューム(イオノプシディウム)の原産はポルトガルです。 冬の寒さに耐えて咲き続け、花には芳香があります。 小さな花ですが、こぼれ種からでも繁殖し、カーペット状に広がり、地面を覆う強さを持っています。 下はオランダミミナグサなどに混じって生えているイオノプシジュームです。

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 イオノプシジュームはアブラナ科に分類されています。 花をよく見ると、6本のオシベ、4枚の花弁など、ちゃんとアブラナ科の特徴を示しています。 果実もナズナの果実とよく似ています(下の写真)。

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2009年2月 6日 (金)

タヒバリ

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 和名は「田にいるヒバリ」で、日本には冬鳥として本州以南に飛来します。 名前のように田(下の写真)や農耕地、草地や上の写真のような芝生などで採食しています。

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 一見ヒバリに似ていますが、ヒバリがヒバリ科に分類されているのに対し、タヒバリはセキレイ科の鳥で、他の多くのセキレイの仲間同様、よく尾を上下に振っています。
 よく似た鳥に、ビンズイがいますが、夏羽の成鳥の頭頂から背中にかけての色が、ビンズイでは緑褐色であるのに対し、タヒバリは灰褐色で、この傾向は冬でも見られます。 また、ビンズイには眼の後方に色の薄い斑と、その下方に黒斑がありますが、タヒバリにはありません。

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2009年2月 4日 (水)

カシラダカ

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 カシラダカはホオジロの仲間(スズメ目ホオジロ科)で、和名の由来は、興奮すると頭頂部の羽を立てることによります。
 日本へは、冬鳥として、本州~九州に飛来します。 冬はいつも群れでいて、明るい林や草地などで見ることができます。

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 体の横の赤みを帯びた茶色は、太陽の下ではなかなか美しいものです。

※ このブログのほとんどの写真は、クリックすると拡大できます。 カシラダカのページでも上の2枚は拡大できます。

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 多くのホオジロの仲間同様、飛ぶと尾羽の両側が白くなっています。

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2009年2月 2日 (月)

イカル

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 イカルは大阪付近では年中見ることができますが、北日本の個体が移動してくるので、冬の方が少し多いような気がします。
 写真のイカルはヤマウルシの実を食べているところですが、木の実が好きで、太い嘴で硬い実もよく食べています。 春になると、膨らんだ木の芽もよく食べています。
 「イカル」の名前の由来はよく分かっていませんが、囀りが「イカルコキー」と聞こえるからだとも言われています。
 この囀りは「ツキヒホシー」(=月日星)とも聞こえることから、イカルは三光鳥(サンコウチョウ)とも呼ばれています。 ただし、サンコウチョウという和名の鳥は別にいますので、注意が必要です。

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