葵祭のフタバアオイ(新聞記事から)
このブログの'08年5月5日で、金剛山のフタバアオイのことを記事にしました。 そして、その記事の中で葵祭のことに触れ、コメントでも葵祭の事や徳川家との関係などについての意見を出し合いました。
昨日('09年1月6日)の毎日新聞(地方版の社会面?)に、その葵祭に使用するフタバアオイについての記事が載っていました。 それによると、葵祭では1万本余りのフタバアオイが使われるのだそうですが、そのフタバアオイは上賀茂神社の境内に群生していたものを使っていたのですが、最近は姿を消してしまったので、近郊の山林で採取しているとのことです。 ここ数年は地元の人たちや小学生らにフタバアオイの栽培を依頼し、境内に移植する試みも始まっているようです。
記事は「ふるさと納税制度」を活用して寄付をしてもらうことを条件に、フタバアオイのオーナーになってもらい、栽培してもらう事で葵祭に参加する感動を味わってもらう取り組みを紹介しています。
それにしても、長い歴史を持つ葵祭のフタバアオイがなぜ近年になって不足してきたのでしょうか。 祭の規模が大きくなって、使うフタバアオイの量が増えたのでしょうか。 それともフタバアオイが育つ環境に変化が起きているのでしょうか。
上は'08年5月17日に金剛山で撮影したフタバアオイです。 上記('08年5月5日)の記事の後に撮った写真ですので、ここに載せておきます。 徳川家の「葵の御紋」はこれを図案化したものであることが納得できます。
下は同じ日に撮った花の断面です。 花柱は柱状に合生しています。 雌性先熟の花で、オシベはまだ花粉を出していません。 この後花柱に沿ってまっすぐに伸び、外側に花粉を出していきます。
※ わんちゃんの'08年葵祭取材記→[葵祭~フタバアオイ~]
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コメント
手元に去年の5月30日付の新聞の切り抜きがあります。
それによりますと、上賀茂にはかって「葵の森」と言われるほど、多くのフタバアオイがあったが、環境の変化などから激減・・・
と、あります。
京都市北区の上賀茂小は神社と一緒に復活に取り組んでいるとあります。
上賀茂小は静岡市葵区の葵小学校(徳川家康が晩年を過ごした駿府城跡にある)とフタバアオイを通じて交流があるそうです。
江戸時代、上賀茂神社が徳川家にフタバアオイを献上したことにならって、上賀茂小から葵小にフタバアオイが送られたと・・・・
その送り方が、上賀茂神社の「葵使」が140年ぶりに再現されたとあります。
フタバアオイ200株が届けられたと。
葵小の児童たちは「大切に育てます、メールや手紙で、うまく栽培するためのノウハウを教えてもらい、株を増やしていきたい」
やがては葵祭りに・・・とは書いてありませんでした。
そう言えば、あるミッションが取り残されたマンマです。
さっそく取り掛からないと・・・・・
投稿: わんちゃん | 2009年1月 7日 (水) 15時34分
スゴ~イ!! ちゃんと切り抜きが保存されていて、それがスッと出てくる
どんな環境の変化だったんでしょうね。
ところで、ミッションの中身が私の頭の中でぼやけてしまっています。
(ゴメン! このあたりが私のいいかげんなところで・・・)
① そもそもなぜ「葵祭」なのか(祭に葵を使うのか)
② どのようにして葵が安産のおまじないや雷などの厄除けにつながるのか
だったでしょうか?
投稿: そよかぜ | 2009年1月 7日 (水) 20時52分
ちゃうちゃう
葵祭りになぜ、フタバアオイなのか?
①かな?
”アオイ育てて葵祭りに参加を”
「ふるさと納税」寄付者に株分け
載ってました、朝日新聞8日付南京都版に
葵祭りをこの目で見た私にとってこのフタバアオイ・オーナー制度に参加すべきか否か
全国で100人募集で応募者多数の場合は抽選・・・・う~~ん
投稿: わんちゃん | 2009年1月 8日 (木) 13時33分
①と同じですよ。
そして、それを解く鍵は②にあるように思うのですが・・・
オーナー制度は限定100人ですか!?
案外少ないのですね。
投稿: そよかぜ | 2009年1月 8日 (木) 21時03分