樹皮下の越冬
木は、幹が太くなるにつれ、樹皮のすぐ下で新しい樹皮が作られ、表面にあった古い樹皮は“はちきれて”裂け目ができ、順次剥がれ落ちていきます。 裂け目のでき方などは木の種類によって異なりますが、ケヤキの場合は、うろこ状に剥がれてきます。
このケヤキの樹皮の“うろこ”の裏は、虫たちの良い越冬場所になっています。 11日に記事にしたクロハナカメムシなどもこの“うろこ”の裏で越冬するのですが、樹皮を剥いでいくと、越冬中のさまざまな虫たちが現れます。
下はガのサナギです。 剥ぎ取った樹皮にくっついています。
下はゴキブリの一種。 屋内で見かけるゴキブリの種類は限られていますが、多くの種類の家に入り込まないゴキブリがいます。
どんな虫が現れるのか、わくわくしながら樹皮を剥いでいくのはたいへん楽しいのですが、越冬中の虫たちの“布団”を剥いで寒風にさらすのは心苦しい面もあり、ほどほどで止めることにしました。
| 固定リンク
コメント
ほどほどで止めるお人が居なくなると、
世の中タイヘンどす・・・・
正解でしたね。
ぬくぬくとしていたのに「何、すんねん!」
と言われそう・・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年12月13日 (土) 11時07分
冬眠を始めたばかりの動くことのできる虫なら移動もしてくれるでしょうが、移動できないサナギなどには、ほんとうに悪いことをしてしまいました。
でも、また違う場所で「樹皮めくり」やりたいな・・・
投稿: そよかぜ | 2008年12月14日 (日) 00時21分
そんなに、楽しいものなら
私も・・・・・?
投稿: わんちゃん | 2008年12月14日 (日) 13時32分
お互いにほどほどに・・・ね
投稿: そよかぜ | 2008年12月14日 (日) 21時36分