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2008年12月19日 (金)

鴨撃ち

 林のあちこちに点在している池に鴨が来ている。 その鴨を撃ちに早朝から出かける。 愛犬のハヤテ(犬種はポインター)は、においをかぎつけたようで、頭を低くして前を凝視し、静かに進む。
 池の縁まで3m位の所で、ハヤテはピタッと止まる。 尾をピンと伸ばし、全身は緊張感に包まれ、ピクリとも動かない。 どうやら鴨も私たちに気づき、やりすごそうと、池の縁に生える草の茂みにもぐり込み、息をひそめているようである。
 獲物はハヤテの凝視している先にいる。 私は静かに散弾銃を構え、「行け!」と声をあげる。 ハヤテは突進し、鴨は驚いて飛び立つ。
 ダーン・・・ 静かな山間に散弾銃の音がこだまする。

 上は、道で出会ったハンター(下の写真)に聞いた話を元にして作った話です。 持っておられる銃の射程距離は、約30m。 今は愛犬が亡くなり、一人で歩き、視認できる鴨を狙っておられるようです。 鳥も少なくなったが主目的は健康維持との事で、カメラ片手に歩く私と共通する部分があり、方法は全く違いますが自然を楽しむところにも共通点が感じられ、話が弾みました。

Hunter_1

 散弾も見せていただきました。 これは鳥用で、イノシシ等を撃つ時のものは、同じ大きさの所に9つの鉛弾が入っているとの事です。

Hunter_3

 ところで、鳥猟犬種としてはセッターとポインターがよく知られています。 セッターが獲物を見つけるとセッティング(伏せて知らせる)するのに対し、ポインターは、最初に書いたように、獲物を発見するとその前方に立ち止まり、姿勢を低くして鼻先を獲物の方向に突き出して凝視し、ポイントする事からポインターと名付けられたとのことです。 銃の飾りには、鳥猟に参加しているポインターの絵が書かれていました。

Hunter_2

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コメント

あぁ~~びっくり・・・・したっ!!

ところでビーグル(コロの仲間)も狩猟犬と聞いたのですが、コロを見てると程遠いカンジがします。
が、時々その片鱗を思わせるそぶりを見せることが・・・・いや、勘違いかな??

鴨鍋、いいですよねぇ・・・・

ところで、かの長嶋さんは
「野性の鴨になれ!」との名言をイチローくんに贈ったって、色紙に書かはって・・・・

投稿: わんちゃん | 2008年12月19日 (金) 10時55分

ビーグル犬は多くの犬と協調して集団で野うさぎ狩りなどで使われていたようです。
わんちゃんが小学生の頃にたくさんの仲間とやった行動をビーグル犬がやってくれていたようですよ。
狩猟犬といっても、猟の種類によって、活躍する犬の性格もいろいろなようです。

「野性の鴨になれ!」はどういう意味なんでしょう?

投稿: そよかぜ | 2008年12月20日 (土) 07時48分

長男に聞きますと
イチロー君が長嶋さんに色紙に書いてください、とお願いしたら
「イチロー君へ 野性のような鴨になれ」
と、書かれたそうです。
イチロー君は長嶋さんにその意味を聞くわけにもいかず・・・というところでしょうか、
長嶋さんの長嶋さん的言葉なんでしょうね。
前の日に合鴨料理でも食されたのかな?

鴨鍋の鴨は野生の鴨なんでしょうか?
ふと、気になりました。
長浜(滋賀県)は鴨鍋がおいしいとこでした。

投稿: わんちゃん | 2008年12月20日 (土) 18時50分

鴨鍋の鴨は、本来はマガモですが、最近は殆どがアイガモを使っているようです。
詳しくはこちらをどうぞ。

投稿: そよかぜ | 2008年12月21日 (日) 07時27分

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