ワレモコウ
上の写真、黄葉の木を背景に咲くワレモコウです。 ワレモコウの花期は夏から秋ですが、畦などに生えているものは、草刈りで刈り取られた後にまた成長し、花を咲かせたりしますので、遅くまで花をつけています。
群生していると見ごたえがあるのですが、上の写真のように少数の花序を重ならないように大写しにしようとすると、上のほうには葉も無く、なかなか絵になりにくい花です。 上の写真では、いちおう葉も左に入れています。
ワレモコウもたくさんの花が集まっています。 たくさんの花が「吾もまた紅なり」と競い合っていて、紅一色ですので、なかなか1つの花のつくりは分かりにくいものです。 でも、咲いたばかりの花では、白っぽいので、メシベの柱頭の様子もよく分かりますし、黒くて分かりにくいオシベも、花粉を出していて分かりやすくなっています(下の写真)。
ワレモコウの花は、ガクが4枚(長持ちします)、花弁は無く、オシベが4本、蜜を出す花盤の中央からメシベが伸びだしてきていて、イボイボの柱頭がステキです。 子房は花の後ろに隠されていて、写真には写っていません。
双子葉類の花は5を基本数としている場合が多いのですが、五角形の花では、サッカーのボールのように、六角形を混ぜないとうまく集まることができません。 でも四角形なら菱形をいくらでも集めてくっつけることが可能です。
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コメント
抜けるような青空・・・・
見上げているような”ワレモコウ”
葉っぱもご紹介~~
ワカリマス×2
以前、ワレモコウのお花をアップにして撮ったことがありました。
「たくさんの花が集まってるんだ」と、何気に思ったことでした。
♪マッチを擦ればおろしが吹いて
線香がやけにつき難い
さらさら揺れる 吾亦紅・・・・♪
と、絶対、歌ってしまいます
投稿: わんちゃん | 2008年11月24日 (月) 22時07分
すぎもとまさしさんの「吾亦紅」、やはりわんちゃんのレパートリーに入っていましたか・・・
私は紅白で初めて知ったのですが、なかなかいい歌ですね。
投稿: そよかぜ | 2008年11月25日 (火) 00時12分