蒸気霧
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蓮田に連なる湿地でのできごとです。 昨日、少し雨が降りました。 夜露も降りたことでしょう。 とにかく葉の表面の水分は十分。 その下は元々湿地で、水分はたっぷり。
それまで斜面の陰になっていたそんな所に太陽の光が当たり始めました。 暖められた水は水蒸気となり、それが冷やされ霧となり、写真のような幻想的な世界が広がりました。
時間は朝の9時15分頃、そんなに寒くはありませんでした。
この現象はほんの数分で終わりました。 周囲の空気も暖められたのか、蒸発しやすい条件にある水分が減少したのかは分かりません。
こんな現象にはきっと名前がついていて、俳句などにも使われていると思い、調べてみましたが、見つけることができませんでした。
似た現象として、暖かな水をたたえた海や湖や川の水面に冷たい空気が流れ込んできた時、水蒸気の急激な蒸発によって霧が発生することがあり、「気嵐」(けあらし)と呼ばれているようです。
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コメント
おはようございます♪
写真を拡大してみると水分が勢いよく吹き上がってるのか
細い線みたいなのも見えます
すごい瞬間キャッチですね!
小規模な霧?!
冬は朝に霧がよく発生して異次元に侵入したような
気分が味わえて好きです
投稿: エフ | 2008年11月23日 (日) 11時11分
冬の朝、まるで、水墨画の世界
みたいな光景に出会うことがたびたびあります。
自然が織りなす幻想的な世界は何にも優るモンがありますね。
木津川の堤防を散歩していて時折体験
「気嵐」ですね。
今シーズンはまだ未体験です。
(もう、発生していたかもね?)
投稿: わんちゃん | 2008年11月23日 (日) 13時54分
エフさんに書いていただいた「細い線みたいなもの」は、たぶん背景の竹薮の竹です。
手前は太陽の光が当たりはじめてから時間が経っているため、既に霧の発生は止まっているようです。
わんちゃん、これから冬になると、早朝の川沿いはおもしろいのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2008年11月23日 (日) 18時25分