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2008年11月 5日 (水)

フユノハナワラビ

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 フユノハナワラビがたくさん生えている場所がありました。
 フユノハナワラビは、シダ植物です。 多くのシダ植物では葉の裏に胞子嚢(胞子が入っている袋)をつけます。 つまり、葉の表で光合成を行い、葉の裏で生殖活動を行っているわけですが、フユノハナワラビでは栄養葉(光合成をするための葉)と胞子葉(生殖用の葉)とが、きれいに分かれています。 この時期になると、金色に輝くたくさんの胞子嚢をつけた胞子葉が高く伸びてきます。 「ハナワラビ」の名前は、この胞子葉を花に見立てた名前ですが、この様子がおもしろく美しいので、鉢で育てている山草愛好家もたくさんいらっしゃいます。
 栄養葉は夏の終わりごろから葉を広げて光合成を始めますが、写真のようにそんなに高く葉を持ち上げませんので、背の高い草がたくさん生えていると、光合成が十分できず、育つことができません。 写真を撮った場所は、段々畑の畦で、乾燥気味で草があまり生えないうえに、丁寧に草刈りが行われている場所です。
 もうひとつ、フユノハナワラビがよく見られる場所であるための条件、それは人があまり通らないことです。 よく人が通るような場所では、写真のような胞子葉は、すぐに踏まれて折れてしまいます。 特に下の写真のように胞子葉が若いうちは緑色で、気づきにくいものです。
 このフユノハナワラビも、このように人が作った環境で人のあまり通らない場所という、人との微妙な関係のなかで生きているのです。

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植物(種子植物以外)」カテゴリの記事

コメント

フユノハナワラビ何回もつぶやいてしまいました。名前がステキですね。冬枯れの畔道に色も鮮やかに咲く姿はあったかそうですね

投稿: わんちゃん | 2008年11月 5日 (水) 10時09分

この仲間も、オオハナワラビ、アカハナワラビ、ナツノハナワラビなど、日本で13種ほどが知られています。たしかに見つけるとなんだかうれしくなる植物ですね。
写真の場所は家の近くなので、これからいつでも会いに行けそうです。

投稿: そよかぜ | 2008年11月 7日 (金) 01時58分

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