フォックス・フェイス
車で自宅から岩湧山に向かう途中で、フォックス・フェイスをつくっている畑がありました。 生け花の材料などによく使われていて、目にする機会は多いのですが、畑でつくられているのを見るのは初めてでした。
フォックス・フェイスは、果実の付け根に角のような突起があるところから、ツノナス(角茄子)とも呼ばれています。 この突起は、ガクと互生的に突き出しています。 ということは、オシベの花糸の隙間から突き出すような位置関係になるのですが、どのようなしくみでこのような突起が生じるのか、興味があります。 実の断面も見たい衝動に駆られたのですが、さすがに実をいただいて断面を作るのは憚られましたので、それはまたの機会に花屋さんで購入するなどして確かめたいと思います。
フォックス・フェイスは熱帯アメリカ原産の低木ですが、耐寒性が無いため、日本では1年草扱いで育てているようです。 傍には花も咲いていて、この花を見ればナス科であることも納得できます。
フォックス・フェースは和製英語で、英名は nipple fruit で、突起を乳首に見立てているようです。
ナス科には有毒植物や薬用植物が多い(毒と薬は紙一重)のですが、このフォックス・フェースの果実も有毒です。 まさかナスのように食べようとする人はいないでしょうが・・・
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コメント
「かぁつ!!アッパレ!!」の番組をご存知でしょうか?
関口宏さん司会で、大沢親分と張り(張本)さんのコーナーがある、日曜日朝のTv番組です。
私は毎週の豪華な生け花が楽しみなんです
16日には何本も”フォックス・フェイス”が活けてありました。
目は釘付け・・・・・
この名前を知ったとこだったので・・・・
他にもいっぱいのお花が豪華に活けてありましたが、”フォックス・フェイス”ばっかり見てました。
投稿: わんちゃん | 2008年11月17日 (月) 17時51分
サンデーモーニングは横目で見たことはありますが、そう言われれば、豪華な生け花がデンと置かれてましたね。
フォックス・フェイス、色といい、形といい、何か人をひきつけますね。
投稿: そよかぜ | 2008年11月18日 (火) 00時14分