Leucadendron①
花屋さんの切花セットの中に、上のような花がありました。 黄色い花弁のようなものに囲まれて、マッチ棒の頭のようなものがぎっしり並んでいます。 わけのわからない花を見ると、そのつくりを調べてみたくなるのが、自称「花の解剖マニア」の私です。
まず、花弁のようなものは、葉から連続していて色が違うだけなので、これは苞だと分かります。 では、ガクは? 花弁は? オシベは? メシベは? “マッチ棒の頭”は、いったい何?
“マッチ棒の頭”をよく見ると、下の方で少し様子が違っていて、花粉まみれになっているようです(下の写真)。 “マッチ棒の頭”はオシベ? でも割れ目のはいっている“マッチ棒の頭”もあります。
訳が分からないので、断面を作ってみることにしました。 そして、断面を作りはじめてすぐに確信しました。 これは1つの花ではない!
断面を作ろうとナイフを入れ始めましたが、とても硬いのです。 木片を切っているようで、ナイフでは刃が立ちません。 花がこんなに硬いはずは無く、きっと枝の周辺にたくさんの花がついている構造に違いありません。
ナイフを大型のキッチンバサミに持ち替えて、ようやく作った断面が、下の写真です。 酸化されやすいのか、作ったばかりの断面は緑色をしているのですが、すぐに褐色になってしまいました。
この写真から、どんなことが読み取れるでしょうか。 “マッチ棒”の正体は? この続きは明日の記事で・・・
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コメント
そよかぜさんちのどこかのお部屋に活けられるはずの黄色いお花が解剖されて…舶来のお花のようですね。小さなお花を相手にそよかぜさんが奮闘する姿を想像するとウフフ…です
投稿: わんちゃん | 2008年11月 1日 (土) 09時00分
いちばん困ったのがサクラの存在です。カメラのレンズを覗き込むのが大好きな室内犬ですから・・・
投稿: そよかぜ | 2008年11月 2日 (日) 07時14分