ハナビラニカワタケ
ハナビラニカワタケは、異形担子菌類(菌類の分類についてはこちらをどうぞ)のシロキクラゲ科に分類されていて、主に秋から冬にかけて見られるキノコで、世界的に広く分布しています。
数日続いた雨で、ハナビラニカワタケが水をいっぱい吸って膨れていました(25日:堺自然ふれあいの森)。
ハナビラニカワタケは、湿ったときと乾燥したときでは外見が著しく異なり、乾燥すると小さく縮んで暗色になり、硬くなります。
倒木などに発生し、見た目は少し気持ちが悪いのですが、食用菌で、かんこん、かんてん、きくらげ、こんにゃく、やまくらげ、ふさきくらげ、みみきのこ、みみぶさ、など、いろんな方言で呼ばれて親しまれています(ここに書いた名前は方言で、例えば和名の「キクラゲ」は別の種類です)。 さっと湯がいてからポン酢などで食べたり、良い出汁が出るので汁物とも相性が良いと言われています。
ただし、写真のものについては、少し老菌だったこともあり、私は食べていません。
写真のキノコには、ショウジョウバエなど、たくさんの小さな虫たちが来ていました。 これらの昆虫は胞子の散布に関係するのでしょうか?
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コメント
私も昼から行ってました
オオゴキブリなどを見つけました
クロマダラソテツシジミ ほかのシジミより少し大きめのものが居たら要注意です
投稿: tumumasi | 2008年10月26日 (日) 10時26分
ショウジョウバエなどの足に胞子がくっついてつぎに着地したところがハナビラニカワタケの育ちやすいところならOK…かな? キノコも時間差によって色も形も硬さまでも変化するのなら難しいですね…
投稿: わんちゃん | 2008年10月26日 (日) 11時43分
tumumasiさん、クロマダラシジミの分布の広がりは速いですね。この冬を越えると、どうなっているのでしょうね。
わんちゃん、私もショウジョウバエについてはそんなことを考えてはいるのですが、何せ胞子は目に見えないもので・・・ ポイントは若いハナビラニカワタケにもショウジョウバエなどが来ているとすれば、ショウジョウバエなどを引き付けるにおいか何かを出しているのでしょうし、単に腐りかけのにおいに集まっているのではないということを観察で確かめたいと思います。
投稿: そよかぜ | 2008年10月26日 (日) 22時59分
こんばんは♪
これは家の父が山から採ってくるミミナバじゃないでしょうか
ナバはキノコのことで漢字で書くと耳茸かな
ハナビラニカワタケの質感耳ですね~
あんまりショウジョウバエには寄ってきてほしくない。。
投稿: エフ | 2008年10月26日 (日) 23時28分
エフさん宅ではどんな調理をしているんですか? あまり煮るととろけてしまうようですね。
投稿: そよかぜ | 2008年10月27日 (月) 06時59分
父が言うにはキクラゲとのことなので?
いつもちゃんぽんや春巻きの具などの炒め物にしてました
キクラゲもこんな感じでしょうか
次回は湯がいてポン酢にしてみます
投稿: エフ | 2008年10月27日 (月) 13時06分
キクラゲはもっと褐色です。
キクラゲとアラゲキクラゲがあって、後者の方が肉厚で歯ごたえがあります。
キクラゲもそのうちブログに載せることができると思います。
投稿: そよかぜ | 2008年10月27日 (月) 23時07分