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2008年10月 3日 (金)

アカメガシワの花外蜜腺

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 この時期になってもまだ新しい葉を出して伸び続けているアカメガシワがありました。 その新しい葉の花外蜜腺(上の写真の赤褐色の円形の部分)にアミメアリが来て、熱心に蜜をなめていました。
 アミメアリは、名前のとおり、頭部と胸部に細かい凹凸があって網目状に見えるアリです。

 一般的に植物は花で蜜を作り、花粉媒介をしてもらう虫や鳥などに来てもらおうとしています。 でも、植物によっては花以外にも蜜腺を持つものがあり、これらの蜜腺を花外蜜腺と呼んでいます。(桜の葉の花外蜜腺の写真はこちらに載せています)
 花外蜜腺の目的の多くは、アリに来てもらうためだと考えられます。 アリは“翅を持たないハチ”だとアリグモの所でも書きましたが、牙と蟻酸を武器として集団で戦うアリは、他の昆虫にとっては怖い存在です。 植物にとっては、そのアリに来てもらっておけば、葉を食い荒らす昆虫から葉を守ってもらえるわけです。
 日本のアリは、まだ動きがゆっくりでおとなしい方です。 以前私はスマトラで手持ちの望遠で撮影しようとカメラを木に押し当てたとたん、腕に数匹のアリが登ってきて咬まれました。 その時の痛さとアリの行動の速さは、深く印象に残っています。

※ アカメガシワの新しい葉が赤く見えるしくみについては、こちらに載せています。

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コメント

アリは確かに咬まれるとイタイです。
庭で草抜きしてる時に時々やられます。

スマトラのアリはさぞかしや大きかった?

”蜜腺”で思い出したことがあります
桜の葉っぱも??

投稿: わんちゃん | 2008年10月 3日 (金) 17時19分

> スマトラのアリはさぞかしや大きかった?
大きさよりも動く速さです。

桜の葉の花外蜜腺、記事にも追加しておきました。やはり葉の若い頃はアリが来ています。

投稿: そよかぜ | 2008年10月 4日 (土) 08時01分

先日、山城森林公園で葉っぱにアリが?
アカメガシワの蜜腺と教えていただいて・・・
そこに居たアリが、まさしく、こ、この写真と同じアリ・・・でした。
確認したのはウチでPCの写真を見たときです
「アカメガシワの蜜腺」とネット検索したら
ここへ来ました。

感激しました・・・・

投稿: わんちゃん | 2009年6月17日 (水) 11時37分

このブログも記事が多くなってきて、内容もいろいろですので、いろんな検索にかかるようになってきました。
うれしいことです。

投稿: そよかぜ | 2009年6月18日 (木) 22時21分

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