ハリガネオチバタケ
林の中で見つけたかわいいキノコ、ハリガネオチバタケです。 ハナオチバタケもこのような色になることはあるのですが、ハリガネオチバタケのほうが大きくなります。 近くにもっと大きなハリガネオチバタケがあるのですが、残念ながらしおれていました。 ほぼ同時期に同種のキノコが出る場合は、少し早いほうが大きいようです。
下は傘の裏から見たところ。 傘の肉はきわめて薄く、ひだはきわめて疎です。
柄は黒っぽく、名前のとおり針金のように硬くなっています。
下は柄の付け根を写したものですが、このようにハリガネオチバタケの菌糸は一枚の落葉の上に広がり、柄の根元では少し盛り上がり、綿毛状の菌糸叢(そう)となっています。 このように、ハリガネオチバタケは小型のキノコですが、森林の落葉分解をつかさどり、物質循環に重要な役割を担っています。
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コメント
ひょろっとした様子がカワイイですね、こんなに小さくても森の中でキラリ脇役なんですね…
投稿: わんちゃん | 2008年10月27日 (月) 14時20分
これくらいのサイズのキノコもたくさんの種類があります。
林の落ち葉の上にも下にもいろんな生物がたくさんいます。楽しい世界ですが、小さすぎてカメラで写すには、そのままでは小さすぎます。
投稿: そよかぜ | 2008年10月27日 (月) 23時13分