アキノキリンソウ
セイタカアワダチソウが日本に入ってきて急激に分布を広げつつあったときに、セイタカアキノキリンソウなどという名前でも呼ばれ、花粉症の原因となる植物だと濡れ衣も着せられました。 そのため、このアキノキリンソウもいまだにセイタカアワダチソウと混同されて悪者扱いされることがあるようです。 でも、アキノキリンソウは古来から日本の草原や明るい森林に自生している植物で、花はセイタカアワダチソウよりも大きいのですが、全体の大きさはセイタカアワダチソウのようには大きくならず、可憐で美しい植物です。 もちろん花粉症の原因にはなりません。 そもそもセイタカアワダチソウも含め、花粉が虫の体にくっついて運ばれる虫媒花の花粉が空気中に漂い、花粉症の原因となることなど、ありえないことなのです。
アキノキリンソウは10月4日の六甲高山植物園(1枚目の写真)でも、10月12日の金剛山でも見ることができました。
下はアキノキリンソウに来ていたオオハナアブです。
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コメント
ごめんなさいね私もね一緒くたにしていた者の一人でした。花粉症の元凶とも…アキノキリンソウ一つ一つのお花はとっても可愛いですね。金剛山はアキノキリンソウの辺りは真っ黄っ黄だったのでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2008年10月18日 (土) 07時47分
アキノキリンソウはセイタカアワダチソウのように特定の場所を“占領”するようなことはしません。いろんな植物と共存していますので、辺り一面真っ黄っ黄ということにはなりません。
投稿: そよかぜ | 2008年10月18日 (土) 23時24分
おはようございます♪
山は秋の花でいっぱいですね
昆虫も忙しそうです
アキノキリンソウ名前を聞いただけで
秋のイメージが膨らみます
黄色い花が明るいですね
投稿: エフ | 2008年10月19日 (日) 10時06分
黄色い色は明るさと暖かさを感じさせてくれますね。
いろんなアブの仲間が来ていました。
投稿: そよかぜ | 2008年10月19日 (日) 18時31分