カリガネソウ
金剛山の林床でカリガネソウが咲いていました。 とは言っても、咲いていたのは「ちはや園地」でしたので、植えられたものかもしれません。 私が今まで見たカリガネソウは、もっと明るいところに咲いていました。
カリガネソウの花はユニークな形をしています。 花は横向きで花弁は5枚、その花弁の間をすり抜けて、メシベと4本のオシベか高く伸び、上でくるりと曲がっています。 虫が花を訪れて花弁にとまると、虫の重みで花序が垂れ下がり、花弁とオシベ・メシベの角度が変わり、虫の背中に花粉と柱頭が付くといわれているのですが、私はまだその様子を見ることができません。 それほど角度が変わるものなのか、少し疑っています。
「カリガネソウ」の名前についても、納得できないでいます。 カリガネという、冬鳥として少数が日本に飛来する小型のガンがいますし、「カリガネ」はガンの別名でもあるのですが、どのように見ればガンの姿に似ているのでしょうか?
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コメント
こんにちは。
カリガネソウは面白い形の花ですね。
私も虫が止まった時の様子は見たことがありませんが、一度見てみたいですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008年9月21日 (日) 17時52分
シソ科のようなシソ科でないような・・・
花も果実もそうなのですが、果実を撮るには少し早かったようです。
投稿: そよかぜ | 2008年9月21日 (日) 21時01分
金剛山は秘密のようなお花がいっぱい咲いてますね・・・・
両手でゆっくりと鳥が飛ぶように動かしてみたら、その手が丁度、二枚目の写真のお花のようになりました。
もしも、茎がくるくる回ったら風見鶏のようね。
投稿: わんちゃん | 2008年9月22日 (月) 00時00分
花も変わっていますが、植物全体の姿も見慣れた姿とは少し違います。分枝の角度が90°に近く、茎の曲がり方も直角に近いからでしょうが、とにかく特徴のある植物です。
投稿: そよかぜ | 2008年9月22日 (月) 06時54分