豊年俵
模様のついた小さな俵型のものがぶら下がっていました。 豊年俵と呼ばれているもので、これがたくさん見つかると豊年になると言われています。
この豊年俵の正体は、体長12mmほどのホウネンタワラチビアメバチという蜂のマユです。 この豊年俵が見つかると豊年になるというのには科学的な根拠がないわけではなくて、ホウネンタワラチビアメバチはフタオビコヤガの幼虫に寄生します。 フタオビコヤガはイネアオムシとも呼ばれていて、イネの害虫として知られています。
でも、ホウネンタワラチビアメバチの幼虫は、他のガやチョウの幼虫にも寄生するんですが・・・。
とにかく、蜂にも糸でマユを作る種類がいるというだけでも、おもしろいと思います。
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コメント
>フタオビコヤガはイネアオムシとも呼ばれていて、イネの害虫として知られています
>ホウネンタワラチビアメバチはイネの害虫であるフタオビコヤガの幼虫に寄生します
結果として
イネを守ってくれる益虫であるということに注目、この国はお米が主食の国だから・・
さぞや、ユラユラ揺れて撮りにくかったのでは?
投稿: わんちゃん | 2008年9月29日 (月) 13時05分
文をいじっているうちに、重複を見落としていました。直しておきます。
> さぞや、ユラユラ揺れて撮りにくかったのでは?
この日は風がありませんでしたから。
そよかぜはいましたが・・・
投稿: そよかぜ | 2008年9月30日 (火) 07時08分
こんばんは♪
ハチの繭なんですか
いったいどこからぶら下ってるんでしょうか
出発点はこの葉っぱの上?
繭の模様もおもしろいです
たくさん集めると楽しそうですがハチが出てくると
困るからやめておこう
投稿: エフ | 2008年10月 4日 (土) 22時20分
この場合のマユをぶら下げている糸の出発点は葉の表ですが、ほとんど縁です。
マユから蜂(八)が出てくると苦(九)になる? そんな駄洒落はもう十分?
投稿: そよかぜ | 2008年10月 5日 (日) 10時02分