ルリモンハナバチ②
泉北ニュータウンの近くの休耕田にヤナギハナガサの群落があり、そこにいろんな虫たちがやって来ています。 そのうちの何種類かをシリーズで紹介しようと思います。
まず今日はルリモンハナバチです。 昨年も同時期(8月12日)に同じ場所に来ていたルリモンハナバチを紹介しました。
昨年と同じ場所で同じ種類の珍しい昆虫に出会えるというのは、昨年と変わらない環境が維持されているという安心感を感じます。 と同時に、ルリモンハナバチはケブカハナバチ属(Anthophora)などの巣に労働寄生する(=幼虫を育ててもらう)蜂ですし、昆虫の場合は昨年と同じ個体が来ているわけはないですから、同時期に同じ場所に来ているということに対し、不思議さも感じます。
ルリモンハナバチは少なくとも5~6頭はいるようです。 花から花へ、蜜を求めて忙しく動き回った後、飛び去ります。 どこへ戻り、何をしているのか、追跡しようとするのですが、黒っぽい体はすぐに見えなくなってしまいます。
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コメント
よく見るハチくんは黄色と茶のコンビ色
このルリモンハナバチはウチの近所ではお目にかかれない・・・
よくよく見ればルリモンの青は毛!!
前足でしっかりとお花を抱え込んで一生懸命、吸蜜中
ひたむきな姿に心打たれました。
♪ボード
さっそく効果が・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年8月 6日 (水) 15時17分
> このルリモンハナバチはウチの近所ではお目にかかれない・・・
少し離れると「黒っぽい蜂かアブ」くらいにしか見えませんから、案外見落としているかもしれませんよ。
> ♪ボード
> さっそく効果が・・・・
ありがたいことです。
でもこのプログに来ていただいた方全員が、まずは投票していただいて、「BLOG RANKING」の「そよ風のなかで」をクリックして戻ってきていただければ、簡単に1位になれるんですが・・・
というような我侭を言ってはいけないですね。
投稿: そよかぜ | 2008年8月 6日 (水) 23時15分
♪ボードへのそよかぜさんの思いは
わがままじゃない・・・・ですよ。
アピールも大切・・・
どうせならトップを目指しましょう~~
投稿: わんちゃん | 2008年8月 7日 (木) 18時09分
ありがとう。
ご協力よろしく!
でもサイドバーに表示されている順位は、結果反映に少し時間がかかるようですね。
投稿: そよかぜ | 2008年8月 8日 (金) 07時03分
55年くらい前、だったと記憶します。わたしの小学3、4年の頃ルリ色、薄い青色の模様がある蜂、昆虫を千葉でも普通に見る事ができました。いますべての動植物が人類の異常大繁殖、開発、環境破壊などで絶滅種が増え続けているのが残念でたまりません。子ども達には自然と動植物にやさしく接する教育をしてあげましょう。
投稿: 内愛 しずか | 2008年11月 9日 (日) 21時42分
「自然と動植物にやさしく接する教育」が必要だという内愛さんの意見には賛成です。が、ではそのためにはどのようにすればいいのか、そこが問題です。
教育する側、もっと言えば社会全体がどこまで真剣にそう考えているのか、問題はそこにあるのではないでしょうか。
内愛さんの子供の頃に比べて、現代の私たちはずっと豊かな生活をしているはずです。でも、豊かな生活をしていると思っている人はほんとうに少ないのではないでしょうか。
自分の生活に精一杯の人に周囲の自然に優しく接するゆとりは持てないでしょう。
このブログも、少しでも多くの人に周囲の自然に目を向けてもらえる機会となればいいのですが・・・
'08年11月9日の「どうぶつ奇想天外」の、視聴者が遭遇した奇妙な生き物を捜索する企画で、ルリモンハナバチが取り上げられていたようですね。(詳細はこちら)
葉祥明阿蘇高原絵本美術館の庭はルリモンハナバチが毎年来ることで、以前から有名でした。
投稿: そよかぜ | 2008年11月 9日 (日) 22時43分