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2008年8月16日 (土)

タマアジサイ

 タマアジサイの自生地は、福島県以西、関東地方、中部地方、岐阜県以東の、山地の沢沿いや、やや湿った林縁などということです。 ですから、関東・中部地方の人たちにとっては見慣れた植物かもしれませんが、関西に住む者にとっては珍しい植物です。
 花はアジサイの仲間としては遅咲きのうえに一斉に開花するのではないので、派手さはありませんが、長く花を楽しむことができます。 六甲高山植物園でもまだまだツボミが多く、開花は9月まで見られるようです。
 派手さが無いゆえに日本ではあまり栽培されていませんが、欧米では、中国産のタマアジサイ類も含め、庭園樹として評価されているようです。
 タマアジサイの特徴は、何と言っても、玉のようなツボミです。 花の集団(「花序」と呼びます)の傍にある葉で、普通の葉と形態的に区別される葉を「苞(葉)」と呼んでいますが、この苞が発達していて、ツボミの段階では完全に花序を包み込んでいます。
 下の写真では、苞の隙間から、ツボミが少し顔を出しています。

Tamaajisai080809_1

 でも、花が開き始めるや否や、苞葉は落ちてしまい、“普通の”アジサイの姿になります。 虫を引き付けるための装飾花と種子生産のための両性花とからなり、下の写真では頂の両性花のみが咲いています。 装飾花の花弁のように見えるのは、ガクが発達したもので、アジサイの仲間に共通の性質です。

Tamaajisai080809_2

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コメント

まじまじと見つめることに・・・
花とばっかり思っていたのは実は花ではなかった。コレ、あじさいの法則ですね。

関西に住んでて滅多に見れないお花が、見れた、ラッキー!!

こんなのが結構あるんですよね・・・・

投稿: わんちゃん | 2008年8月16日 (土) 21時17分

私が最初にタマアジサイを見たのも信州でした。
育ててやれば育つのに自然の中では見当たらないものはたくさんありますね。

投稿: そよかぜ | 2008年8月17日 (日) 05時46分

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