レンゲショウマ
レンゲショウマは日本特産の1属1種の多年草で、本州太平洋側の深山の湿り気のある場所に生えます。
名前の由来は、花の形がハスに似ていて、葉が升麻(ショウマ)に似ているところから。 ショウマについては、トガクシショウマの所で書いています。
レンゲショウマはキンポウゲ科に分類されます。 このブログでもキンポウゲ科の花はたくさん登場しましたが、レンゲショウマの花もキンポウゲ科の花の特徴をよく示しています。 7~10枚のガク片は大きく発達し、花弁化しています。 その内側にあって、周辺部分の色が濃くなっているのが、本当の花弁です。
オシベは多数(下の写真)、メシベは2~4本あって離生しています。 上の写真の右下にはガクも花弁もオシベも散ってしまい、めしべだけになった姿が写っています。
今回の写真について
いつもコメントをいただくわんちゃんから、お友達のOさんの希望でレンゲショウマの花を見たいので、咲いている場所を教えてほしいとの連絡がありました。 ちょうど六甲高山植物園にレンゲショウマを見に行く計画を立てていた時だったので、3人で行こうということになりました。
六甲高山植物園では、計画ではレンゲショウマの花の盛りのはずだったのですが、この1週間の天候不順のせいか、少し遅れ気味で、奥の方にやっと数輪の花が咲いているのみ。 それが1枚目の写真です。
植物園を出て、時間的にまだ余裕があったので、神戸市立森林植物園へ行こうということになりました。 そこでなんと、レンゲショウマの株が販売されていました。 じつは2枚目と3枚目の写真は、その株の花というわけです。
ということで、しばらくは六甲高山植物園と神戸市立森林植物園で撮った写真を載せることにします。 昨日のオオムラサキも、この時の写真です。
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コメント
こんにちは♪
えーー運命の出会いがついに・・・
エフもレンゲショウマ見たかった。
近くならちゃっかりついて行ったのに残念です
真ん丸い蕾も大きな下向きの花も憧れの高嶺の花です
きっとわんちゃんさんもお友達も感激だったでしょうね
本州太平洋側の深山って普通の人でも行けるところに
咲いてるんですか
投稿: エフ | 2008年8月11日 (月) 13時40分
レンゲショウマ、レンゲショウマ、レンゲショウマ・・・・と、呪文を唱えるがごとく、絵地図を片手に、、、、
出会えたときはカンゲキしました。
2枚目、3枚目のが良いですね、
こんな風に自在に撮れてうらやましいです。
あの日はホンマにお世話になりました・・・
投稿: わんちゃん | 2008年8月11日 (月) 17時26分
エフさんへ
> 本州太平洋側の深山って普通の人でも行けるところに
> 咲いてるんですか
自生地は近畿では和歌山県の大峰山系の石灰岩地帯にあるそうですが、正確な場所は知りません。
種子を撒けば割合簡単に育てられるようですし、種子も販売されているようですので、そのうちあちこちで花を見ることができるようになるかもしれません。園芸植物になってしまうのは残念なことですが・・・
わんちゃんへ
> 2枚目、3枚目のが良いですね、
> こんな風に自在に撮れてうらやましいです。
ありがとうございます。でも、トリミングと明るさなど若干の補正の仕方に慣れればわんちゃんだって十分できますよ。
投稿: そよかぜ | 2008年8月11日 (月) 21時31分