ミドリバエ
チダケサシの花にミドリバエが来ていました(六甲高山植物園で撮影)。
ミドリバエは体長9mm程度、クロバエ科に分類され、日本固有の種と考えられています。 よく花に集まり、胸部が黄緑色ですので、他のハエの仲間とは区別は容易です。
オス・メスの区別は、オスの方が複眼が発達していて、複眼と複眼の間隔が狭くなっています。 上の写真はメス、下2枚はオスです。
下はチダケサシ、湿地を好む植物です。
茎葉は少ないうえに丈夫なので、食べると美味しいチチタケ(乳茸)というキノコ採りの時に、たくさん採ったチチタケをこの長い花茎に刺して持ち帰ったところからの名前のようです。
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コメント
こんにちは。
ミドリバエではなくチダケサシにコメントです。私が見るチダケサシはいつも林の中なので、こういう水辺のものは意外でした。でも思い出してみれば、確かに近くに小川がある場所でした。お陰様で湿地を好むというのが理解できました。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008年8月17日 (日) 15時43分
六甲高山植物園のチダケサシは植えられたものですが、私が今まで見た自然に生えているチダケサシは、湿原の入り口など、水に浸ってはいないけれどいつも少し湿っているような所です。
ミドリバエのいたチダケサシも、桟道の設置された湿原の縁に植えられていました。
投稿: そよかぜ | 2008年8月18日 (月) 07時30分
ハエの仲間もいろ~んな種類があるんですね。
池への映り込みがステキですね・・・
幾重もの輪はミズスマシでも居たのかな?
投稿: わんちゃん | 2008年8月18日 (月) 17時02分
池への映り込みは濃すぎると思っていたのですが・・・
水紋はミズスマシなどにしては大きすぎます。コイの口パクです。これはちょうどいい位置に水紋を作ってくれました。
投稿: そよかぜ | 2008年8月19日 (火) 07時02分