コガシラアワフキ
体長は7~8mm、アワフキの中では頭部が小さいため、「コガシラ」です。
体色には変異がありますが、翅の先が最も赤味を帯びています。
コガシラアワフキは、林に近い草むらや、林縁のマント群落で見つかる種です。 今年になっていちばんたくさん見かけたのは6月21日で、イヌビワにたくさんいました。 上の写真もイヌビワにいるところを撮ったものです。 でも、今でもいろんな植物にいるのを見かけます。 年1回の発生ですが、8月くらいまでは見ることができるでしょう。
昨年の5月16日にシロオビアワフキの幼虫について書きました。 この幼虫の作った泡は今年もあちこちで見ることができました(いちいち泡から幼虫を追い出して確認せねばならず、面倒ですが・・・)。 しかし、コガシラアワフキの幼虫は、親はこんなにあちこちで見かけるのに、目にすることはありませんでした。 調べてみると、幼虫は半地中性で、根ぎわや、石の下の根などに泡を作るということです。 目のつける場所が違ったようです。
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コメント
「何でやねん、おかしいなぁ?」
で、調べ尽くして、真相究明、ホッ!!
「何でやねん?」大事ですね。
翅の先の赤味がね、今にも発光するように見えますが・・・・
ところでシロオビアワフキの親は
体のどこかにシロオビ模様があるのかしら?
投稿: わんちゃん | 2008年7月10日 (木) 12時05分
> 翅の先の赤味がね、今にも発光するように見えますが・・・・
特に1・2枚目は、茎が白く写っているように、かなり明るく撮っています。
実際はもっと黒っぽい感じです。
> ところでシロオビアワフキの親は
> 体のどこかにシロオビ模様があるのかしら?
そのとおり、褐色系の翅に白い帯があります。
投稿: そよかぜ | 2008年7月12日 (土) 00時29分