ベッコウハゴロモ
上から
昨年の7月16日にアミガサハゴロモについて書きましたが、それに近い仲間のベッコウハゴロモです。
一見ガの仲間のようにも見えますが、ハゴロモの仲間は、ウンカ、ヨコバイ、セミなどに近い仲間です。 もう少しグループを広げれば、カメムシの仲間で、カメムシ目(=半翅目)に分類されます。 これらの仲間は全てストロー状の口を持っていて、植物などの汁を吸っています(一部には昆虫など動物の体液を吸う種類もいます)。
ベッコウハゴロモも、幼虫も成虫も、いろんな植物の汁を吸って生活しています。 あまり飛んで逃げようとはしないので、撮影は楽です。
アミガサハゴロモのところでも書きましたが、翅の表面についている粉は生活しているうちに取れてきて、翅の色はかなり変化します。 上の写真は羽化後に時間が経過して粉が取れ、地色の黒っぽい色になっていますが、下の写真は羽化後そんなに時間が経過しておらず、翅の色は緑っぽい粉の色が強く出ています。
横から おもしろい眼の模様です
お尻から失礼・・・
※ 幼虫の様子はこちらに載せています。
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コメント
一度見かけると 何度も見られますね
幼虫の姿も面白いです
色が薄くなったのは 脱落しているのですね
今日は蜂が峰で カトリヤンマ 今年初めての遭遇でした
投稿: tumumasi | 2008年7月30日 (水) 22時17分
昨年はアミガサハゴロモの方が、今年はベッコウハゴロモの方が多いような気がします。
年による変動もけっこうありそうですね。
投稿: そよかぜ | 2008年7月31日 (木) 07時13分
上から、横から、お尻から、
楽しい構成に思わず・・・・
翅を広げたら三角形、底辺は?、高さは?
何センチくらい?
ちっちゃそうですね。
投稿: わんちゃん | 2008年8月 1日 (金) 00時05分
> 上から、横から、お尻から、
> 楽しい構成に思わず・・・・
ありがとうございます
> 翅を広げたら三角形、底辺は?、高さは?
> 何センチくらい?
個体によって多少の大きさの違いがありますが、1cm前後です。
投稿: そよかぜ | 2008年8月 1日 (金) 06時39分