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2008年7月 8日 (火)

ムラサキホコリ

Murasakihokori080705_2

 倒木にムラサキホコリの仲間(スミスムラサキホコリかな?)がたくさんの子実体を形成していました。(堺市南区岩室にて7月5日に撮影)
 '07年の6月18日にはタマツノホコリについて、'07年8月26日にはツノホコリについて書きましたが、これらは原生粘菌類でした。 ムラサキホコリは真正粘菌です。
 原生粘菌と真正粘菌は、基本的な生活史はよく似ていますが、原生粘菌の子実体はどうにか写真に写る程度の大きさで、子実体1個の胞子のうに含まれる胞子は1~2個と少なかったのに対し、真正粘菌の子実体は大きく、たくさんの胞子を持っています。 写真に写っているムラサキホコリは、すべて子実体そのものです。
 ムラサキホコリの仲間の多くは、大きなアメーバ状の変形体は倒木の内部で生活していて、表面に出てくるとすぐに子実体を形成し始めます。
 たくさんの胞子を入れる子実体の胞子のうは、その形態を保つために、細毛体という網状の構造があります。 写真のムラサキホコリは子実体ができてからすこし時間が経っていて、出てきた胞子で胞子のうの表面が乱れています。 なかには多くの胞子が既に飛んでいってしまい、網状の細毛体が確認できる子実体もたくさんありました(下の写真)。 変形体を見ればだれもキノコの仲間とは思わないでしょうが、真正粘菌の子実体は時々小さなキノコと間違われることがあります。 しかしキノコには細毛体はありませんから、もっとキノコによく似た子実体であっても見分けることが可能です。

Murasakihokori080705_1

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コメント

薄暗い林の中の苔むした倒木に・・・・

なんにでもそよかぜさんの眼がいくと
その正体が解ってしまうんですね・・・・

どんなところを歩いていても、さっさかさっさか歩いていたんでは興味の対象に出会えないですね。
腰をかがめたり背伸びをしたり・・・・

今度歩いていて、もし足元にあっ!!って
「あぁ、このことなのね」と思い出せるでしょうか?ムリかも?

投稿: わんちゃん | 2008年7月 9日 (水) 13時22分

上見て下見てですので、なかなか速くは歩けません。
ですから、歩いているのに、最近は足腰の衰えを感じます。運動になっていないのですね

投稿: そよかぜ | 2008年7月 9日 (水) 22時43分

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