イモサルハムシ
コヒルガオにイモサルハムシがいました。 なかなか美しいハムシ(=葉を食べる虫)てす。
「○○サルハムシ」という名のハムシが何種類かいます。 みんな丸い体型のハムシです。 どこが「猿」なのかと思っていましたが、どうやら「くくりザル」に似ているところからのようです。 このくくりザルというのは、手足を縛られた猿をかたどったぬいぐるみで、本能的な欲のままに行動する猿を人間の中にある欲望に喩え、人間の中にある「欲望」が動かないようにということのようです。
ところで、なぜコヒルガオに「イモ」サルハムシなのでしょうか。 じつはサツマイモはコヒルガオなどと同じヒルガオ科の植物なのです。 イモサルハムシはサツマイモの葉にもコヒルガオの葉にも来るということです。
下はこのイモサルハムシのいたコヒルガオ。
こちらのコヒルガオの花には、マルカメムシとアリが来ていました。
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コメント
まるでワックスで磨いたようにピッカピカ
キレイな藍、青、黒、
足の長さが目立ちすぎ・・・・
ちっちゃな体?ですか?
ククリザル→ぬいぐるみ
見たこと無いです。
投稿: わんちゃん | 2008年6月13日 (金) 15時07分
体長は6mm前後です。
くくりザルの例を載せておきます。京都の八坂庚申堂のHPの左のメニューから、「くくり猿」をクリックしてみてください。
投稿: そよかぜ | 2008年6月14日 (土) 10時06分
これなら知ってます。
奈良町の家々の軒先には五連の「身代わり猿」がぶらさがってます。
最初は珍しくって「何?」でした。
庚申堂がありまして、いっぱいぶらさがってます。
「くくりざる」とはねぇ・・・
災難が降りかかった時にお猿さんが身代わりになってくれはる・・・
ぐらいにしか思ってませんでした。
人の「欲」がからんでいるとは・・・
説明の看板、見逃したかも??
奈良町はいいとこですよ・・・
投稿: わんちゃん | 2008年6月14日 (土) 12時41分
くくり猿=身代わり猿、飛騨地方では「さるぼぼ」と言われているようです。
いろんな言い方があるものですね。あちこちに広がるうちに言い伝えも少しずつ変化しているのでしょうね。
お店の前の大きさの違う五連のくくり猿は、父、母、子供の家族の健康を願うとともに、お客様とよい御縁(五猿)ができるようにということで、「ご縁猿」と呼ばれているそうですよ。
投稿: そよかぜ | 2008年6月15日 (日) 10時21分