シナヒラタヤドリバエ
上の写真は、5月24日に堺市南区鉢ヶ峯寺の草地で、下の写真は、6月7日に堺市南区岩室で撮影したものです。 5月24日には、近くに数頭いました。
シナヒラタヤドリバエと思われますが、この仲間も、きっちりとした同定はヤドリバエの専門家でないと無理なようです。 でも、ヒラタヤドリバエの仲間であることには違いないでしょう。
ヒラタヤドリバエ亜科は、以前はヒラタハナバエ亜科と呼ばれていました。 顔が上口部とくっついて、鼻のように少し突出しているのが、この仲間の特徴です。
この仲間は、カメムシ専門の寄生バエです。 シナヒラタヤドリバエはスコットカメムシやイネ科植物の汁を吸うエビイロカメムシなどに直接卵を生みつけるので、上の写真の個体は後者あたりを狙っていたのかもしれません。
シナヒラタヤドリバエの後腹部の黒い色は、雄に限ってはこの模様が消失する事もあるようです。
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コメント
昆虫は00頭とかぞえるんですね・・・
00匹との境目は何なんでしょうか?
小学生の質問みたいですけど・・・・
カメムシに卵を産み付けてあとは知らんふり?
投稿: わんちゃん | 2008年6月13日 (金) 15時14分
ヒラタ〇〇〇とか〇〇〇ヒラタ〇〇〇
昆虫には良くヒラタと言うものが付くものがありますが 何か意味があるのでしょうか
投稿: tumumasi | 2008年6月13日 (金) 22時38分
わんちゃんへ
昆虫のの数え方は、「匹」でもいいですよ。一般的には「匹」が使われ、学術的には「頭」が使われる傾向があります。
こちらで蝶の数え方を解説していますが、蝶に限らず昆虫全般に当てはまります。
> カメムシに卵を産み付けてあとは知らんふり?
アゲハチョウはミカンの木に卵を産んであとは知らんふり、トンボは水中に卵を産んであとは知らんふりです。
tumumasiさんへ
近縁のものに比較すると、やはり平べったいのだと思います。
このシナヒラタヤドリバエの場合も、腹部が丸々としている場合が多いヤドリバエの仲間にあっては、平べったい方でしょう。
投稿: そよかぜ | 2008年6月14日 (土) 10時25分
明快なお答えをありがとさんです。
投稿: わんちゃん | 2008年6月14日 (土) 12時14分
ヒラタく言い過ぎましたかね?
投稿: そよかぜ | 2008年6月15日 (日) 10時06分