ゴマダラチョウ
エノキの葉の上でゴマダラチョウの幼虫を発見しました(H20.6.14.堺市南区畑)。 エノキは幼虫の食樹です。
ゴマダラチョウの幼虫は、よく葉の表にいます。 これで鳥などに食べられてしまわないのか、心配です。
このような幼虫の撮影は、逃げられる心配がなく、安心です。 葉の位置を変えたりして、さあ写そうとファインダーをのぞくと、写真のような姿勢を取っていることに気づきました。 背中を丸めて頭部を体の下に隠し、角を低く突き出しています。 防御姿勢なのでしょうが、この姿勢にどのような意義があるのか、分かりません。
ゴマダラチョウの成虫は黒地に白のまだら模様が特徴で、名前は「胡麻斑蝶」の意味でしょう。 ただしこの黒と白の比率は発生時期で違っていて、春型は夏型に比べて白紋が大きく、白っぽく見えます。 また、メスはオスに比べて黒色が薄い傾向があります。
下の写真は5月14日に写したもので、春型のオスでしょう。
ゴマダラチョウは雑木林に生息し、花を訪れることは少なく、クヌギなどの樹液やカキなどの腐った果実、獣糞などにやって来て汁を吸います。 昨年も夏に樹液に来ているゴマダラチョウに会えました。 今年もこれから夏型に出会えることでしょう。
ゴマダラチョウはタテハチョウ科に分類されています。 オオゴマダラはマダラチョウ科で、他人の空似です。
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コメント
頭をかくす意義は?
そりゃ、なんといっても行動を起こす前に頭で考えなきゃ・・・
で、大事なんだからまず、防御が肝心。
頭を隠す・・・・・
結局頭は??
大人になったらホンマ!よう似てらっしゃる・・・
私なんかその上アゲハチョウや!って片付けるところなんか、そよかぜさんだったら卒倒してしまいそうな・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年6月20日 (金) 16時43分
> 結局頭は??
角のような突起は頭から出ているので、頭部が見えているといえば見えているのですが、“顔”はこの角が、前ではなく上に突き出された状態で見ることができます。
> 私なんかその上アゲハチョウや!って片付けるところなんか、そよかぜさんだったら卒倒してしまいそうな・・・・
いえいえ、わんちゃんを傷つけないように、「そっと」しておきますから。
投稿: そよかぜ | 2008年6月21日 (土) 05時59分