聞いたことの無い鳥の声
昨日書いたニホンノウサギに会っての帰り道、何か虫はいないかと草むらの中に入っていくと、鳥が鳴き続けているのに気がつきました。 そして鳴きながら目の前を何度か横切ります。 聞いたことの無い鳴き方で、最初は鳥の種類も分かりませんでした。
撮影してみると(肉眼では分かりません)、ウグイスです。 今まで聞いたことの無い鳴き方で、もちろんさえずりの「ホーホケキョ」でも谷渡りでも地鳴きでもありません。 それに下の写真のようにウグイスが姿を見せて鳴くのも珍しいことです。
と、足元で草がガサッと揺れ、小さな声が!
これで全てが理解できました。 どうやら知らないうちに、ウグイスの巣に近づいてしまったようです。 雛はもう歩けるようです。 ガサッと揺れる場所が移動します。
親鳥は鳴き続けています。 注意を自分の方へ引き付け、私を雛から離したかったのでしょう。 必死な様子が伝わってきます。
雛の姿を見たい気持ちもありましたが、膝より高い草丈で、ガサッと動く所は、すぐ近くなのですが、かなりの段差がありますので、あきらめました。
聞いた鳴き声を帰ってからネットで調べてみましたが、この鳴き声を記録したページを見つけることはできませんでした。 この記事を書いていて、再度録音に行くべきだったと思いましたが、後の祭り。 次の土日には雛は育って、もういないでしょう。
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コメント
こういった母性本能を聞くたびに、
ホンマにスゴイなといつも思います。
そよかぜさんにその状況を聞くと写真の親ウグイスの必死な顔つきが伝わってきますね。
ウグイスのさえずり「ホーホケキョ」だけじゃないんですねぇ・・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年6月10日 (火) 17時31分
「さえずり」は縄張りを主張したり雌を呼んだりするためにおこなうもので、今回の鳴き声はさえずりとは言わないのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2008年6月10日 (火) 23時51分