ヤハズハエトリ
6月8日のアリグモに続いて、特徴的なハエトリグモの仲間をもう1種、ヤハズハエトリのオスです。 ネズミホソムギの穂の上にいました。
最初はクルッと、この細い穂の裏に回って見えなくなりましたが、そっと穂をねじって見えるようにすると、今度は動かないほうが得だと思ったのか、頭を下にして脚をいっぱいに伸ばしたままの姿勢でいました。
ヤハズハエトリもハエトリグモの仲間ですから、網を張らず、待ち伏せたり襲いかかったりして餌をとります。
写真のような状態では、たしかに色は白と黒で、穂の色と全く違い、存在は目立つのですが、ただでも細い体でこれだけ細い姿勢を取られると、クモだというイメージはなくなります。 こんな擬態もあるのですね。
ヤハズハエトリは、写真のようにイネ科の草の上でよく見られます。 出現時期は5月から9月にかけてです。
オスは写真のように頭胸部が黒地に白のだんだら模様で、腹部は黒地に矢はず状の白い模様があります。 第一脚がたいへん長くなっています。
ちなみにメスは、頭胸部は白灰色に茶褐色まだら、腹部は銀灰色に二条の黒茶色のタテオビ模様があります。
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コメント
「どや!わからんやろ?」と、頑張ってる
ヤハズハエトリ君、そよかぜさんにかかったらなんでもかんでもお見通し・・・
「どや!!」
投稿: わんちゃん | 2008年6月17日 (火) 09時21分
さすがハエトリグモの仲間、こんな姿勢を取りながらでも、“サーチライト”でしっかり前を見ています。
投稿: そよかぜ | 2008年6月17日 (火) 22時26分
こんばんは♪
忍者か!ヤハズハエトリ
またまたサーチライトがわかりません
片目光ってますか?
投稿: エフ | 2008年6月17日 (火) 23時19分
“サーチライト”を真上から見ているので、今回は分かりにくいかもしれません。
光っている斜め下です。
2つきれいに並んで、真正面(写真では真下)を向いています。
投稿: そよかぜ | 2008年6月18日 (水) 06時44分