トウゴクサバノオ
トウゴクサバノオは、分布は宮城県以西から四国・九州に分布します。 これじゃ西国、どこが「東国」なんだ! と、つっこみたくもなりますが、どうも関東地方に多いようです。 でも、金剛山でもたくさん咲いていました。
下はトウゴクサバノオの果実です。 「サバノオ」は、この果実の形を「鯖の尾」(右の写真)に見立てたものです。
4月11日にバイカオウレンの果実の写真を載せました。 バイカオウレンの場合は、数本の離生したメシベが果実になると矢車状に並びましたが、トウゴクサバノオの小さな花ではメシベが2本しかなく、花が終わると左右に広がり、上の写真のような果実になるわけです。
トウゴクサバノオは、上に書いたバイカオウレンと同じキンポウゲ科に分類されていて、花もバイカオウレンとの共通点があります。 白~薄い黄色の花弁のようにみえるのはガクで、花弁はその内側にある蜜腺に変化しています(下の写真)。
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コメント
こんな可愛いお花がいっぱい咲いているのに出会うと、山登りの疲れもいっぺんにぶっとんじゃいますね・・・・
「鯖の尾」?
どういう風に見たら良いのかしら?
投稿: わんちゃん | 2008年5月 8日 (木) 23時01分
> 「鯖の尾」?
> どういう風に見たら良いのかしら?
記事に鯖の尾の写真を追加しておきました。
投稿: そよかぜ | 2008年5月 9日 (金) 00時56分