ジャケツイバラ
和泉市善正から滝畑に向かう途中の谷に、ネムノキに絡まったジャケツイバラが咲いていました。
ジャケツイバラはツル性で、単独で枝同士が絡まりあって低木状になっていることもありますが、傍に絡まることのできる木があると、その木に絡まって、上の写真のように、かなり高い所にも上ってきます。
ネムノキもマメ科ですが、ジャケツイバラも多くはマメ科に分類されます。 ただし、下の写真のように、マメ科の花としてよく知られている蝶形の花ではないなどの違いもあり、ジャケツイバラ科として独立させる考え方もあります。
下の写真では、クマバチが花を訪れています。
ジャケツイバラは漢字で書くと「蛇結茨」となります。 枝がもつれている様子を、恐ろしいヘビがからみ合っているさまに見立てたと言われています。
「恐ろしい」ヘビと書きましたが、枝だけでなく葉も古くなると、鋭いトゲができます(下の写真)。 まるで蛇の牙です。 「イバラ」と言われるゆえんですが、もしもこんな藪に入り込んだら、とんでもないことになりそうです。
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コメント
緑がきれいなネムノキはそんなに絡まれても平気でしたか?
黄色の可愛い花なのになんと恐ろしい名前、
花と枝はベツモンにしてあげなくっちゃね。
投稿: わんちゃん | 2008年5月28日 (水) 15時21分
ネムノキは大丈夫なようですね。
花は大きくてきれいです。オシベもアップで撮りたかったのですが、橋の上から撮っていて、少し距離があったので、これ以上のマクロ撮影はできませんでした。
「美しいものにはトゲがある」ですね。
投稿: そよかぜ | 2008年5月29日 (木) 07時03分