シラオビシデムシモドキ
斜面に木の切り株があり、切り口から出てきた樹液が発酵して酵母菌などが増殖しているのでしょうか、オレンジ色になっていました。 その発酵した樹液を求めて、ベッコウバエが3頭、シラオビシデムシモドキが3頭、そのほか小さなハネカクシの仲間やハエの仲間などが集まっていました。
写真を撮ろうと近づきましたが、斜面のこと、こちらの動きが急になり、ベッコウバエにはみんな逃げられてしまいました。 それが下の写真です。
でも、シラオビシデムシモドキやハネカクシの仲間などは樹液に夢中。 私が近づこうが、カメラを近づけようが、お構い無しです。
腐った肉を食べるシデムシ科の昆虫がいますが、シラオビシデムシモドキはそのシデムシ科に分類されるある種の昆虫に似た体型をしています。 しかし、シラオビシデムシモドキは、シデムシ科ではなく、ハネカクシ科に分類されています。 上の写真にも、シラオビシデムシモドキ2頭とハエの仲間1頭の他、小さなハネカクシの仲間が4頭写っていますが、ほっそりした体型の多いハネカクシの仲間にあって、シラオビシデムシモドキは、横幅もある大きなハネカクシの仲間ということになります。
このシラオビシデムシモドキを見ていると、フニャフニャと体をねじるハネカクシの仲間も甲虫なんだということが納得できます(下の写真)。
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コメント
フニャフニャと体をねじりながら・・・ですか、
樹液のプールの中で遊んでいるようにも見えます。
体に白帯があって、シデムシ科のムシに似てる、それで、 シラオビシデムシモドキ:
安易に命名したような、深く考えて命名してもいるような・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年5月21日 (水) 16時13分
安易に名前を付けたのかも知れませんね。だって帯の色を白と言うのは、少し無理があるような気がします。
投稿: そよかぜ | 2008年5月22日 (木) 00時34分
そよかぜさんは少しの妥協も許さな~い!
っぽい・・・ということでどうでしょうか?
厳密に言えばベージュとか?
投稿: わんちゃん | 2008年5月23日 (金) 13時39分
もしかしたら和名を考えた人は「白みを帯びた」と「帯状の模様」をかけているのかもしれませんよ・・・というのは、きっと考えすぎですね。
投稿: そよかぜ | 2008年5月23日 (金) 22時49分
ガッテン!!案外、そうかもね・・・・
”ベージュ”は無いですね。
投稿: わんちゃん | 2008年5月23日 (金) 23時12分