「ネコノメソウ」は「猫の目草」
4月4日に書いたタチネコノメソウの記事のコメント欄から、いつもコメントをいただいているわんちゃんとのやりとりです(一部変更しています)。
> ネコノメソウってだいたい初めて聞く名前だったのに、次から次と仲間が登場されても、私のアタマはこんがらがって・・・・・
> 私は「猫の目草」って想像してしまいました。
「猫の目草」でいいんですよ。
タチネコノメソウの2枚目の写真の左上(=ピントの合っている花の上の奥)が少し猫の目っぽく見えませんか?
> それっぽく見えるのはどれですやろか?
> じぃ~~っと見てみてもわかりません。
というわけで、ネコノメソウと名づけられた理由をもう少し詳しく書いてみます。
本当はネコノメソウの写真があればいいのですが、いい写真の手持ちがありませんので、4月4日の記事の続きで、タチネコノメソウの写真を使います。
下は、花が終わって、子房が膨らみかけているタチネコノメソウの写真です(下にオシベが1本残っています)。
果実の中で種子が成熟すると、果実に裂け目ができて、その隙間から、中にあるたくさんの黒褐色の種子が見えます。 この様子を示す写真の手持ちはありませんので、代わりに上の写真に黒い線を入れたのが、下の写真です。
上の写真を丸く切り抜いたものの周囲にいたずら書きしたものが下です。 猫に見えますか?
猫に見えたら、もう一度写真を逆に上へ見て行ってください。 最初の写真が猫の目っぽく見えませんか?
本物の猫と比べてみてください。
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コメント
はじめまして☆
写真が、きれいに撮れてますね!ネコノメソウの由来、よく分かりました。
投稿: ニコラス・屁イジ | 2008年4月 6日 (日) 17時56分
ネコノメソウの仲間はたいへん種類が多く、果実の様子も少しずつ違うので注意してくださいね。
屁イジさんのブログも美しい花や風景の写真がいっぱいですね。
投稿: そよかぜ | 2008年4月 6日 (日) 22時07分
「ホンマやぁ~~」
上げたり下げたり、何回も何回も・・・
投稿: わんちゃん | 2008年4月 8日 (火) 17時44分
円形の目はちょっと恐ろしい印象を受けちゃいますね。反省
投稿: そよかぜ | 2008年4月 9日 (水) 00時25分
こんばんは<(_ _)>
多摩ニュウータウンさんのところからやってきました。
そよ風の旅路のnekocchiと申します。
ネコノメソウのお写真がすばらしく、感激いたしました♪
遊び心もあって楽しいです^^
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: nekocchi1122 | 2008年4月12日 (土) 00時13分
nekocchiさん、はじめまして。
nekocchiさんのブログも、花あり、鳥あり、虫ありなんですね。
これからもよろしくお願いします。
さっそくですが、3月9日のフウセントウワタの写真、いただいてもよろしいですか?
私のフウセントウワタの花の記事に追加したいと思います。
投稿: そよかぜ | 2008年4月12日 (土) 09時16分
ネコノメソウと名づけられた理由を私は勘違いをしていました。
花の周りの明るい黄色の部分が猫の目のように輝いているからと思っていました。でも何か変だと思っていました。
改めて図鑑でネコノメソウの記述を読みました。
実の裂け目の様子を見たてたものと分かりすっきりしました。
投稿: itotonbosan | 2013年3月 7日 (木) 05時59分
実際に実の裂けている写真を、と思いながら、ついついそのままになっています。
投稿: そよかぜ | 2013年3月 7日 (木) 21時42分