リュウキンカ
六甲高山植物園よりリュウキンカ、漢字で書くと「立金花」です。
写真のいろんな花をよく見ていただくと、緑色のツボミの外側、つまりガクが、広がりはじめると同時に次第に黄色くなっていく様子が分かります。 つまりこの花も、花弁のように見えているのはガクで、花弁は退化してありません。
オシベは多数あり、写真ではよく分かりませんが、メシベも5~10個あり、やはりキンポウゲ科に分類されています。
リュウキンカのなかで、花茎が横に倒れて長く伸び、その先の節から根を出して増える変種または品種があり、このタイプのものを、長く伸びた花茎をテナガザルの手に例え、エンコウソウ(猿猴草)とよんでいます。 このエンコウソウも六甲高山植物園にありました(下の写真)。
この1週間、20日に撮った六甲高山植物園の植物を紹介してきました。 今までに載せた以外にも、アカヤシオ、イワウチワ、オオバキスミレ、キバナイカリソウ、チングルマ、ヒカゲツツジ、ユキモチソウなどの花や、外国の花としてはヒマラヤの石楠花であるロードデンドロン・アルボレウムやセイヨウオキナグサなど、たくさんの花の写真を撮ってきましたが、“4月20日の六甲高山植物園の花”シリーズは、いったん終了ということにしたいと思います。
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コメント
六甲高山植物園シリーズはもう終わりですか
寂しいですね・・・・
行ったことがあるので、かぶさってるお花なんかは「へぇ~~~」気分で読ませていただきました。
また、いつかこの時期にここに行ったならこれらの花たちに会えるのを楽しみに・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年4月25日 (金) 16時33分
六甲高山植物園は、これからも何度か行くつもりをしています。またその時にはブログに載せますから。
投稿: そよかぜ | 2008年4月25日 (金) 22時24分