ウマノアシガタ
ウマノアシガタがあちこちで咲いています。 ウマノアシガタの花は光沢が強いので、下の写真はその光沢を強調して写してみたものです。
これまで何度かキンポウゲ科について書きました。 このキンポウゲ(金鳳華)というのは、このウマノアシガタの別名としても使われていますが、元はウマノアシガタの八重咲きのものに付けられた名前です。
もちろんウマノアシガタもキンポウゲ科ですので、オシベもたくさん、メシベもたくさんあります。 メシベの集合はそのまま果実になります。 2枚目の写真の右下には果実になりかけている状態が写っています。
4月25日にキンポウゲ科のリュウキンカについて書きましたが、この花にもよく似ています。 ということは、花弁のように見える黄色いものはガク・・・ ではありません。 花弁です。 花には緑のガクもちゃんとあります(下の写真)。 キンポウゲ科の花全てで花弁が退化しているわけではありません。
下はウマノアシガタの花弁を1枚持ってきて、その基部を写したものです。 穴のあいたようになっているのは蜜腺です。
ウマノアシガタの学名は、Rananculus japonicus。 園芸植物としてよく知られているラナンキュラスと同じ属です。 上に書いたように花弁の基部に蜜腺を持つのは、Ranunculus属の花全体に共通の性質です。
ウマノアシガタの花にもいろんな昆虫が来ています。 下はヤブキリの幼虫(1枚目)とモモブトカミキリモドキ(2枚目)です。 どちらも花粉を食べていました。
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コメント
花びらの模様とか蜜腺のあるところまで
鮮明に撮れてますね。
モモブトカミキリモドキ(2枚目)の花粉まみれの様子もね。
投稿: わんちゃん | 2009年2月18日 (水) 22時16分
この記事の写真も、みんな FZ30 なんです。
投稿: そよかぜ | 2009年2月19日 (木) 07時03分