モチツツジ
モチツツジの花の美しい季節になりました。
モチツツジは、花は美しいのですが、ガクや新しい葉を指で触れると、その名のとおり、ベタベタとくっつきます。 下はその粘液を出している腺毛を拡大したものです。
このネバネバは、花の後ろから穴をあけて蜜を盗もうとする虫や、新しく柔かい葉を食べようとする虫たちに対する防御なのでしょうが、そうでないような虫たちもたくさん犠牲になっています(下の写真:ガクにくっついた虫たち)。 まるで食虫植物です。
でも一方で、このネバネバをものともせず、モチツツジの上を動き回る虫たちもいます。 ツツジトゲムネサルゾウムシはモチツツジととても関係の深い昆虫だと思われます。 またヒメクロオトシブミのモチツツジでの揺籃づくりについても書いています。 今月26日にもモチツツジで揺籃づくりに励むヒメクロオトシブミをあちこちで観察しました。
他にもモチツツジの上で活動する虫たちもいろいろいます。 アカマキバサシガメについてはこちらでどうぞ。
(関連記事)モチツツジの花と紅葉
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