ツグミ
2月15日のハチジョウツグミのところで、比較のために樹上のツグミの写真も載せましたが、今日はもう少しツグミのことを追加しておきます。
ツグミの繁殖地はシベリアやカムチャツカなどで、秋から初冬にかけて、大きな群れで日本や中国の一部へ渡ってきて、その後、分散して暮らします。 そしてまた、春も終わりに近づくにつれ、次第に群れになり、集団で北に帰って行きます。
現在は鳥獣保護法により禁猟になっていますが、1970年代以前は、集団で渡って来る時に、かすみ網で大量に捕獲し、焼き鳥にして売られていました。
ツグミはよく地上で餌を探していますが、上の写真のように、地上ではよく背筋を伸ばした特徴的な姿勢をとります。
ツグミの名前の由来は、越冬中はほとんど鳴かないので、口をつぐむという意味から来ているといわれています。
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コメント
背筋をピンと伸ばして、何かを見つめるその眼は真剣そのもの・・・・
渡ってくる時は大きな群れで、生活は分散して、帰るときはまただんだんと大きな群れに
どのようにして連絡し合うのかフシギ!!
渡り鳥ってみんなそうなんですか?
投稿: わんちゃん | 2008年3月 7日 (金) 13時22分
冬鳥はガンやカモなど大型の水鳥が多く、集団で飛来し、集団で越冬し、集団で帰っていく場合が多いようです。冬場は集団を作る小鳥たちも多く存在します。
それに対して夏鳥は林の中で暮らす小鳥たちが中心で、大きな集団を作らず、林から林へと渡りをするケースが多いようです。
なぜ冬場は集団をつくる鳥が多いのか、そんななかにあって、なぜツグミ類は分散するのか、難しいですね。
投稿: そよかぜ | 2008年3月 7日 (金) 22時45分
こんばんは♪
焼き鳥ですか・・
ツグミって羽根がなくなると食べるところあるの?と思ってしまいますが
書きながら唾液が湧いてきました
もちろん食べたことがあるわけではなくて想像しただけですよー
写真はツグミの伸びのポーズ?
投稿: エフ | 2008年3月 7日 (金) 23時00分
毎年、早春のうちの庭にこの鳥が訪れます。昨年この鳥がツグミらしいとわかり、今年は3月5日、デジカメで窓越しながら胸の模様まで写すことができました。確かにいつも1羽で来て、ツツツ、ツツツッと用心深気に前進してきます。
去年来たツグミと同じかどうか? 胸の模様にいくらか個体差があるようですから、来年は今年の写真と照合してみたいと思いますが、まず無理でしょうね。
投稿: 夕菅 | 2008年3月 8日 (土) 17時17分
エフさん、昔はスズメも焼き鳥にしていて、スズメに比べればツグミはずっと大きいですから、食べ応えはあったと思いますよ。
夕菅さん、生まれて1年目の幼鳥と成鳥では色も模様も違う場合がありますから、注意が必要ですね。そして、成鳥なら、同じ個体なら、羽根は生えかわりますが、一年後も同じ模様なのか? これには興味あります。来年の結果が分かったら、ぜひ知らせてくださいね。
投稿: そよかぜ | 2008年3月 8日 (土) 21時57分