ミツマタ
大阪府和泉市にある西国観音巡礼4番札所施福寺の裏手に、ミツマタが広い面積に広がっています。 花を見て直感的に分かるように、ジンチョウゲ科の植物です。 この時期、まだ葉の出ていない枝には、丸い花序が点々とついています。
ミツマタは中国中西部の原産で、花が美しいので庭木にされたりもしますが、製紙用に広く山に植えられていて、和紙、特に紙幣用紙の原料とされています。 名前のとおり、枝が通常3分枝するのが特徴です。
ミツマタの花は、春を告げるように他の花に先駆けて一足先に咲くところから、万葉歌人たちは、ミツマタのことをサキサクまたはサキクサと呼んでいました。 この「サキクサ」は、三枝(さいぐさ、さえぐさ)という姓の語源とされています。
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コメント
背景ボケが上手く撮れてて、カワイイお花やなぁ~~
とボンヤリ見てて、直感的にはジンチョウゲ科とは気がつきませなんだ・・・
言われてみて「う~ん ナルホド」
和紙の原料として、コウゾ・ミツマタとセットで覚えたような記憶がありますが・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年3月28日 (金) 17時40分
その2
二枚目の写真でふっと気がついたんですが、
スゴイ山坂の中じゃないですか?
投稿: わんちゃん | 2008年3月28日 (金) 17時42分
こんばんは。
ミツマタがとても綺麗ですね。蕾の姿が冬の間ずっと続いていて、いつ咲くのかと気を持たせる花です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2008年3月28日 (金) 21時33分
わんちゃん、背景ボケはクローズアップレンズを使って望遠で写すと簡単にできますよ。
山坂の方が絵になりやすいので写真の場所として選びましたが、ご安心を。
平らな場所から斜面を写しています。
多摩NTの住人さん、花の外側に毛が多いのはツボミが寒さに耐えるためにも役立っているのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2008年3月28日 (金) 23時56分