ゴイサギ
ゴイサギは森林を好む夜行性のサギです。 昼間はあまり動かず、樹上などで休んでいることが多く、主に夜に活動します。 夜、「クワッ、クワッ」と鳴きながら飛ぶので、「夜ガラス」とも呼ばれています。
食性は肉食性で、水辺で待ち伏せ、獲物が通りかかると、普段折りたたんでいる首を伸ばして捕食します。
写真は堺市中区の菰池で撮りました。 上は成鳥で、昼間ですのでほとんど動かず、気が向けば、写真のように少し歩く程度。 下は1本足で休んでいた成鳥の所へノソノソと幼鳥がやってきて、成鳥が2本足になろうかというところ。 幼鳥は褐色にたくさんの白い点があり、「ホシゴイ」とも呼ばれています。
ゴイサギの名前の由来は、「大鏡」に次のような話が書かれています。 醍醐天皇が京都の神泉苑で、池にいたサギを捕えさせようとした時、逃げ回っていたサギが、廷臣の「勅なれば畏まれ」と叫んだ声に応じて天皇の前に飛来し、羽根をたたんだ。 天皇はこの行動に対し、このサギを従五位に叙したといいます。
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コメント
ず~っと、鳥は夜になると視力が低下するもんとばかり思ってました。
誤解だったんですね。
でも、夜に鳥のさえずりってあんまり聞いたことがないです。
でも、フクロウなんかは夜ですよね?
<下は1本足で休んでいた成鳥の所へノソノソと幼鳥がやってきて、成鳥が2本足になろうかというところ>の、ノソノソと幼鳥がやってきて・・・の部分が言い得て妙!!です
投稿: わんちゃん | 2008年3月 6日 (木) 22時47分
こんばんは♪
友人が川にペンギンがおる!と言うので見るとゴイサギでした
冬の川辺で固まったようにじーーと水面を見てるゴイサギは
言われてみたらちょっとペンギンっぽかったです
写真のゴイサギ、抜き足差し足ですね
投稿: エフ | 2008年3月 6日 (木) 22時48分
わんちゃん、鳥にもいろいろ、「鳥目」というのは、昔はあちこちの家で飼われていた身近な鳥、ニワトリの目についてのことです。
エフさん、ゴイサギも首を伸ばせば伸びるのですが、なかなか伸ばしてくれませんね。できるだけ動きのあるところを撮ろうとしているのですが、難しいです。
投稿: そよかぜ | 2008年3月 7日 (金) 06時56分