タムシバ
岩湧山の山麓はタムシバの季節を迎えました。
タムシバは本州と九州に分布します。 別名をニオイコブシといい、花には芳香があります。
花弁は通常6枚で、コブシとよく似ていますが、コブシのガクが緑色で小さいのに対し、タムシバのガクは花弁と同質で、長さも花弁の半分ほどになります。 また、コブシでは花の基部に通常1枚の若葉がつくのですが、タムシバの花の基部には、通常若葉はありません。
タムシバの名は、葉をかめば甘くて佳香があるところから、カムシバ(シバは雑木の意)が転じてタムシバになったのだと考えられます。
ツボミは、コブシと同様、「辛夷(シンイ)」として漢方薬に利用され(効能は発散・興奮・排膿)、また鼻炎等の民間薬としても用いられます。
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コメント
こんにちは♪
タムシバとコブシ似てますね~
近くにもコブシの木がありますが勝手にコブシと
決めてるだけでどっちか真相はわかりません
今回の説明を頭に入れてよく見てみましょ
葉を噛めば甘い・・噛んでみたい!
投稿: エフ | 2008年3月30日 (日) 15時59分
コブシのガクは芽を保護していた覆いが取れないと見えないくらい小さい、つまり白いのは花弁の6枚だけであることと、花の付け根に緑の葉がついていることで区別できると思います。
双眼鏡が必要かな?
投稿: そよかぜ | 2008年3月31日 (月) 01時29分
葛城山でカタクリのお花を見てからしばらく歩くと、「ほら、前方にコブシの花が見えますよ」と見えた白いお花は、ひょっとして???
大きな木でよく似てます。
投稿: わんちゃん | 2008年6月 8日 (日) 00時12分
上のコメントに書いたように、コブシとタムシバはほんとうによく似ていて、注意しないと分かりません。
でも葛城山には、たしかに大きな「コブシ」の木はありましたね。
投稿: そよかぜ | 2008年6月 8日 (日) 08時13分