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2008年3月14日 (金)

リーフマイナー

Leafminer080308_1

 フユイチゴの葉にクニャクニャした白い線の模様。 このような模様は、葉の表の表皮と裏の表皮に挟まれた葉肉の部分を、トンネルを掘るように食べながら進む昆虫の幼虫の仕業です。
 このような昆虫の幼虫は、通称「絵描き虫」と呼ばれていて、ハモグリガ(蛾の仲間)やハモグリバエ(ハエの仲間)、甲虫の仲間などの幼虫です。 白い線は「食痕=マイン」と呼ばれていて、この線を描く「葉潜性昆虫」(=絵描き虫)を、「リーフマイナー(leafminer)」と呼んでいます。
 よく見ると、細い線から始まって、幼虫は食痕を作りながら進むにつれて成長するので、食べる幅が広がり、食痕の幅も太くなっています。 そして最後は葉の中でサナギになり、成虫になる時に葉から脱出するのでしょう、太くなった食痕の端は脱出した跡の穴がみえます(下の写真:1枚目の写真の赤い四角で囲った部分の拡大)。

Leafminer080308_2

 食痕はいろんな葉で観察できます。 下はナツグミの葉の食痕です。

Leafminer080308_3

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コメント

虫が残したまさに芸術??


脱出した穴の跡まで見れて、なんかフシギな気分です。

投稿: わんちゃん | 2008年3月14日 (金) 23時54分

しかもそんな“芸術家”が何種類もいるのですから、驚きです。

投稿: そよかぜ | 2008年3月15日 (土) 21時53分

こんばんは♪
リーフマイナーですか覚えとこ!
小さな虫なんでしょうね
うねうねうねうねうねぐらいで脱出してます
葉と葉の隙間に入り込む虫がいるなんて、、
葉と葉の中に食料がサンドしてあるんですね
これからはナメクジの這った跡と間違わずに
しげしげと観察します

投稿: エフ | 2008年3月15日 (土) 21時59分

では問題。
1枚目の写真で、この葉で何匹のリーフマイナーが育ったのでしょうか?

投稿: そよかぜ | 2008年3月15日 (土) 22時16分

ハイハイハイハイ!!

6匹

投稿: わんちゃん | 2008年3月16日 (日) 21時51分

はいはいはいはい!
フユイチゴの葉では5匹
ひとつ迷走してるような~~

ナツグミは1匹1葉

虫の芸術家はそれぞれ食べる葉が決まってるんでしょうね
おもしろい虫を知ることができて楽しみが増えました
サンキューです

投稿: エフ | 2008年3月16日 (日) 22時41分

お二人ともきっちり見ていただいているようですね。
フユイチゴの葉では5匹は確実で、もう1匹がはっきりしません。途中で死んでしまった可能性もありますね。

投稿: そよかぜ | 2008年3月17日 (月) 00時20分

しゅん・・・

ちゃんと問題を最後までですよね?
「育ったのは何匹か??!!」ゴヒキ・・・

投稿: わんちゃん | 2008年3月17日 (月) 16時37分

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