ホオジロ
ホオジロのオス
ホオジロのオス(左:背中しか見えない)とメス(右)
ホオジロは、種子島・屋久島から北海道まで分布する身近な野鳥の1種です。 平地や丘陵地の明るく開けた場所で、単独または数羽ほどの小さな群れで生活し、おもに地上や低い樹上で活動します。 北海道などを除いて年中見られる鳥ですが、やはり草が枯れ、落葉樹が葉を落としている冬によく目につきます。
「ホオジロ」の名前の由来となった頬以外に、喉や眉斑も白く、この白い色を仕切る帯状の模様がありますが、この部分の色が、オスでは黒く、メスは褐色です(上の写真)。 なお、幼鳥の顔は全体的に淡褐色をしています。
これから春になると、ホオジロのオスは、草木の上に止まってさえずりをはじめます。 このさえずりの聞きなしとしては、「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)や「源平つつじ白つ~つじ」などが知られています。
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コメント
正直なところ、
「聞きなし」という言葉は、今初めて聞きました。
ホオジロがさえずるのが聞き方によっては「一筆啓上仕候」と聞こえるんですね。
いっぺん聞いてみたいわ~~
「ちょっとこい、ちょっとこい」というようにさえずってるのは聞いたことがありますが
その鳥を見たことはありません。
投稿: わんちゃん | 2008年3月16日 (日) 22時09分
ホオジロにも“方言”があるようで、関西では「源平つつじ白つ~つじ」の方がよく当てはまるように思います。わんちゃんの近くでも、きっとさえずると思います。
「チョットコイ、チョットコイ」はコジュケイですね。この鳥も茂みの中の地面を歩き回っていて、なかなか姿を見せてくれませんね。
投稿: そよかぜ | 2008年3月17日 (月) 00時27分
ホオジロとのこの距離感がいいですね。ほとんど目の前ではないですか。
投稿: タロ | 2008年3月17日 (月) 00時40分
比較的近づけましたが、それでも20m前後はあったと思います。
天気が良かったので、速いシャッタースピードで撮ることができてブレずに済みました。
投稿: そよかぜ | 2008年3月17日 (月) 22時30分
20mも先の茂みの中でチョコチョコ歩いてる鳥を識別する、そよかぜさんの裸眼視力は相当なモンですね。
私もね、目の前の距離と思いましたよ。
投稿: わんちゃん | 2008年3月19日 (水) 15時39分
飛んで来て、着地したのです。初めからそこにいたのでは分からないでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2008年3月19日 (水) 22時34分