昆陽池公園
このブログの内容は、広げすぎると際限がなくなると思い、身近な所で見られる生物の営みに限定しています。 その「身近な所」とは、大阪付近の住宅地です。
一方で、例えば、このブログによくコメントをいただく長崎県のエフさんのブログに載る、大阪では見られないもっと暖かい所の生物、とりわけ豊かな色彩のチョウについては、大阪で見られないことを羨ましく思っていました。 エフさんのブログのチョウ、
アオタテハモドキ、
リュウキュウムラサキ、
クロセセリ、
タテハモドキの夏型
と
秋型
などを見ては、指をくわえていたわけです。
ところがある日、ふと思いつきました。 大阪付近には、たくさんの放蝶館があるのです。 大阪府営箕面公園昆虫館、兵庫県伊丹市の昆陽池(こやいけ)公園内にある伊丹市昆虫館、そして奈良県橿原市にある橿原市昆虫館には、冬でも蝶が自由に飛びまわっている温室があります。
これらの場所はいずれも私の家から車で1時間程度で行くことができますし、住宅地の近くです。 育てられた蝶とは言え、観察できる手軽さからすれば、まさに身近な昆虫です。
まずは伊丹市昆虫館へ。 この昆虫館のある昆陽池公園の池にはたくさんの水鳥が来ていて、昔から多くの人が餌を与えていますので、よく人に慣れていて、鳥の近くに寄ることができます。 飛び立たなければ、本当に野生の鳥かと疑うほど慣れています。 ですから、昆陽池に行けば、鳥と蝶が両方じっくり観察できるというわけです。
昆虫館では次々と新しい蝶が生まれ、放たれますし、来る鳥も日によって違っていますので、昆陽池公園へは今年になって2度、1月3日と昨日行ってきました。
上の写真(クリックで拡大します)は、1月3日に昆陽池公園で撮ったユリカモメ(ユリカモメについては、こちらの記事をどうぞ)。 そして左下の建物が伊丹市昆虫館、温室が昆虫館の放蝶室です。 その手前の木が白くなっているのは、カワウの糞のせいです。
池に来ている水鳥たちは、既にこのブログで紹介した種類がほとんどですので、明日からしばらくの間は、放蝶室にいた蝶を紹介していきたいと思います。
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コメント
ごめんなさい、
ブログを見るのが、後先になってしまい・・
明日のところの昆虫館は箕面じゃありませんでしたね。
箕面の滝のところは大阪府営箕面昆虫館でした。
冬なのに、いろんな蝶に出会えるのを楽しみにしています。
投稿: わんちゃん | 2008年2月 4日 (月) 13時43分
こんばんは♪
すごく立体感のある写真ですね
ユリカモメにピントぴったりです
手を伸ばしたらユリカモメの羽根に触れそう
赤い足の鳥肌にも触ってみたい
手前のユリカモメと隣のそよかぜさんを見てるユリカモメの
この後の会話を想像してしまいます
ステキな写真です
投稿: エフ | 2008年2月 4日 (月) 22時41分
ここは温室内にアゲハチョウやクロアゲハなどもいて、金魚と鯛が同じ水槽で泳いでいるようなおもしろいところです。
エフさん、ありがとうございます。
この写真は、デジイチでは無理で、CCDの小さなコンデジでしか撮れない写真でしょうね。
投稿: そよかぜ | 2008年2月 4日 (月) 23時15分
デジイチはデジタル一眼ですね
じゃCCDのコンデジとは?
誰もが知ってると思っちゃいけません
って知らないのはエフだけ?!
投稿: エフ | 2008年2月 5日 (火) 21時42分
スミマセン
コンデジはコンパクトデジタルカメラ、一眼ではないデジカメです。
CCDは Charge Coupled Devices、早い話が、デジカメではフイルムの代わりに画像を得るイメージセンサーです。CCDが小さいほど、背景や前景のボケは小さくなります。
投稿: そよかぜ | 2008年2月 5日 (火) 23時52分