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2008年2月 6日 (水)

リュウキュウムラサキ

 リュウキュウムラサキは、インドから台湾、マレーシア、インドネシア、オーストラリアにかけて広く分布します。 日本でも、温暖化と共にか、北上していて、八重山諸島では土着したようですし、鹿児島県南部では最近毎年よく見られるようです。 エフさんも、'07年6月下旬に長崎での目撃を記事にされています。

Ryuukyuumurasaki080103_1

 上はオス、タテハチョウ科ですので、足は4本のように見えます。模様の白い部分は透けているようですが、翅の表と裏の模様は、よく見ると全く違っています(この点はコノハチョウなどと同じです)。
 下は上と同じ個体が完全に翅を閉じた状態です。 色調は地味ですが、模様は複雑です。

Ryuukyuumurasaki080103_2

 翅の裏はオスとメスでほとんど差は無いのですが、メスの翅の表の斑紋のパターンは、オスに比べると複雑で、また地理的変異が大きく、次の4型があります。
【台湾型】前翅表面中室の外側の斜白帯が不明瞭。後翅中央の白斑もほとんど現れない。
【フィリピン型】前翅表面中室の外側の斜白帯が常にはっきりと現れる。
【大陸型】後角亜外縁の白い斑紋列が発達。
【赤斑型(パラオ型)】前翅の後角近くに赤い斑があらわれる。
 日本の個体は、台湾型が多いのですが、他の型も混じりますし、雑交によりいずれの型にも当てはまらないような個体のものも見られるようです。
 下は昆虫館にいたメス。フィリピン型になるのでしょうか。

Ryuukyuumurasaki080103_3

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昆虫05 チョウ」カテゴリの記事

コメント

リュウキュウムラサキ
オキナワとネーミングしないところがステキデスね・・・

翅を広げたのはどれも美しい!!
地味でも複雑な模様もまた粋!

台湾でもフィリピンでもリュウキュウムラサキと呼ばれているの?

投稿: わんちゃん | 2008年2月 6日 (水) 08時40分

こんばんは♪
これこれ!このチョウでした
でもよく見比べたら翅の裏の模様が違うかな
はるかアジアの国からどうやって飛んできたのか
何日かかったのか聞いてみたかったです
遠い国から飛んできたのに翅も痛んでなくて
綺麗なチョウでした
その時は気づきませんでしたが4本足ですね

投稿: エフ | 2008年2月 6日 (水) 21時50分

> 台湾でもフィリピンでもリュウキュウムラサキと呼ばれているの?
まさか! 「リュウキュウムラサキ」は「和名」と言って、日本での正式な名前ですが、リュウキュウムラサキの学名(世界共通)は Hypolimnas bolina と言いますし、それぞれの国で呼び方があって、英語では Great Egg-fly です。

投稿: そよかぜ | 2008年2月 6日 (水) 21時56分

エフさんの写真と私の写真とを比較すると、羽の裏側の白斑の濃い所と薄い所が違っていますが、模様のパターンは全く同じです(2枚の写真を交互に比べてみてください)。
記事にも書いたように、リュウキュウムラサキは変異の多いことで知られているチョウですが、翅の裏でもこのように違うのですね。

投稿: そよかぜ | 2008年2月 6日 (水) 22時07分

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