リュウキュウアサギマダラ
リュウキュウアサギマダラは奄美大島から台湾、東南アジアにかけて分布します。
2月7日に載せたツマムラサキマダラと同じマダラチョウの仲間です。 マダラチョウの仲間は、大阪付近の自然の中ではアサギマダラしか見ることができませんが、熱帯地方に多くの種類が分布する蝶で、頭部や胸部は黒地に白い斑点があるのが特徴です。 有毒成分を持つ植物を幼虫の食草としている種類が多く、成虫になっても有毒成分が体に残りますので、鳥などはこれらのチョウを食べません。
北アメリカのオオカバマダラは、毎年南北3500kmほどの範囲で大移動をすることと、集団越冬をすることで有名ですが、日本ではアサギマダラが大移動を行い、リュウキュウアサギマダラは、大移動は行いませんが、冬には大集団を作って集団越冬することが知られています。
今日の大阪は朝から雪、雪景色を撮影に! と思っていたら雨に変わって出かけるのは中止。 消え残りの雪を眺めながらの熱帯の蝶も悪くはないかと、伊丹市昆虫館シリーズの5としました。
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コメント
こんにちは♪
ミントチョコレートみたいな色合いですね
目も同じ色のしましまに見えますがどうでしょう
体の水玉模様もステキ
冬の集団越冬は見ると逃げ出したくなりそう
毒の草を食べてもチョウはなんともないのが不思議
そしてその毒を体に残すシステムも凄い
投稿: エフ | 2008年2月10日 (日) 12時57分
あっ!ソレ!
思い出しました。
いつぞや(橿原市昆虫館)の親切なお方の解説を・・・・
リュウキュウアサギマダラの体の斑点・・・
ここに来てやっと思い出しました。
投稿: わんちゃん | 2008年2月10日 (日) 18時02分
エフさんへ
ほとんどのタテハチョウの仲間やマダラチョウの仲間は目に点か縞の模様があります。
毒となる物質に対する反応は、昆虫と脊椎動物ではかなり違うのでしょうね。
わんちゃんへ
アサギマダラの渡りのことも確か以前質問されていましたよね。
投稿: そよかぜ | 2008年2月11日 (月) 01時25分