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2008年2月26日 (火)

ケリ

 ケリは留鳥で1年中見ることができるはずですが、繁殖期は巣を守るために攻撃性が強く、頭の上を飛ばれて怖い思いをすることはあっても、地上の姿はあまり見かけません。 また、草丈が高い夏から秋も、なかなか姿を見ることができません。 でもこの時期は、畑や田起こしの後の田圃などで、よくその姿を見ることができます。 もっとも、地上にいるときの色は土の色に似ていて(下の写真:どこにいるか分かりますか? 写真をクリックすると拡大します)、飛ばれて初めて気がつくことも多いのですが・・・。
 飛ぶと白と黒のくっきりした色で、良く目立ちます(飛翔時の様子はこちらでどうぞ)。

Keri080224_3

 ケリも、タゲリと同じく、チドリ科に分類され、歩き方も良く似ています。 でも、足の長さはケリの方が長いようです(下の写真)。 ケリを漢字で書くと「鳧」(このフォントの大きさですと正確に表示できないので、この記事の一番下に載せておきます)で、「鳥」+「几」ですが、この「几」は、のびる足の象徴だそうです。

Keri080224_2_2

 ケリの分布はアジアに限られていて、世界的に見ると希少な鳥です。 前に、ハクセキレイオオバンが分布を西に広げていることを書きましたが、ケリも同じで、かつては主に東北地方に分布していましたが、今では近畿以北に分布するようになり、最近になって、中国地方・北部九州などでも繁殖が確認され始めています。
 鳴き声は甲高く、「ケケッ」、「キリッ」、「ケリッ」、などと聞こえます。 ケリという名前も、この鳴き声からつけられたといわれています。
 昔、「けりをつける」の「けり」は、この鳥の歯切れのいい声や白黒のはっきりした飛んだときの色からきていると聞いたことがあったのですが、改めて調べてみると、「けりをつける」の「けり」は、「~なりけり」などの助動詞の“けり”から来た語のようです。でも、「鳧を付ける」と、「鳧」の漢字を使うこともあるようです。

Keri080224_1

   この写真はクリックすると拡大します

漢字「鳧」の拡大 →

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コメント

ケリ?ウン?
聞いたことある。
広沢池に居たんですね。

体の割にはなんと、足が長いやおまへんか?
と、写真をじっくり見ていたら、
それにピッタリの漢字があったんですねflair

地上に居る時と飛んでる時と色が違うんですか?
変わる瞬間って見れたら楽しいな・・・・

投稿: わんちゃん | 2008年2月26日 (火) 09時14分

こんばんは♪
ほんま足が長いやおまへんか~
足が長いと足が速いとか障害物に強いとか
なにか理由があるんでしょうね
北部九州にいるのならそのうちに出会えるかも
ケリの漢字覚えておきます

投稿: エフ | 2008年2月26日 (火) 20時02分

わんちゃんへ
広沢の池の写真に写っていましたね。
飛ぶと隠されていた黒と白の羽が現れるので、かなり違った印象になります。デジイチがあると飛んでいる写真も撮れるのでしょうが・・・

エフさんへ
ケリの足の長さはどう役立っているのか、よく分かりません。背が高くなるので、草の茂みから背伸びして見渡すのに役立っているのかもしれません。

投稿: そよかぜ | 2008年2月26日 (火) 22時36分

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