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2008年2月23日 (土)

ゴンズイの冬芽

 ゴンズイという木があって、その種子のことを、'07年9月10日に書きました。 今日はその冬芽についてです。
 この冬は冬芽についてもいろいろ書くつもりでしたが、1月25日と26日のホオノキ以来、今日が冬芽の2回目です。

 ホオノキのところでは、次のようなことを書きました。

  • 芽には頂芽と側芽の2種類あって、頂芽は伸びていた枝の先端が伸びることを休止して芽になったもので、側芽は葉のすぐ上に新しく作られた芽である。
  • ホオノキの場合は、頂芽が大きく発達し、側芽はほとんど発達しない。

 では、ゴンズイの場合はどうでしょうか?

 ゴンズイの葉は対生、つまり向かい合わせについています。 ですから、葉のすぐ上にできる側芽も枝の左右に向かい合ってつくはずです。 そして、頂芽は枝の先端に1個です。
 ゴンズイの実際の枝を見てみましょう(下の写真)。

Gonzui_1

 枯れかけた果実(袋果)が残っています。 そして、葉の落ちた跡のある節のすぐ上の左右に側芽があります。 そして頂芽は・・・ ありません。
 ゴンズイは、ホオノキの芽とは逆に、頂芽が発達せず、側芽が発達するタイプの木のようです。
 側芽ばかりだと、枝が込み合うばかりで、なかなか上には伸びることができないのではないかという疑問がでてきます。 ゴンズイは、この問題を、大きな葉と、芽と芽の間隔を広げることでクリアしています。
 ゴンズイの葉は大きな複葉です。 つまり、1枚の葉で、細かい枝と小さいたくさんの葉の役割を引き受けています。 その分、たくさんの枝をつけようとせず、つまり芽はあまりつけず、枝は春にグ~ンと伸びることで、高木になることのできる戦略を取っているのです。
 下の写真は、小さな頂芽ができてしまったのでしょう、それが伸びて細く短い枝になっています。 この写真も頂芽が発達しない証明になるでしょう。

Gonzui_2

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コメント

芽の出方にもいろいろ。
ほぉ~~と感心するばかりです・・・・

ウチの庭でも
白木蓮、藤、サクラ、木瓜、花水木と芽吹いています。
みんな花の芽かな?こんなこと毎年、気にしたことなかったです。

投稿: わんちゃん | 2008年2月23日 (土) 16時12分

なるほど。本当にわかりやすい説明で良く理解できます。この時期は冬芽を見ることが多いですが、さらに興味深く見ることができます。有り難うございました。それにしても2枚目の写真は面白いですね。私も探してみます。

投稿: 多摩NTの住人 | 2008年2月23日 (土) 18時36分

わんちゃんへ
1つの芽の中に花も葉も入っているのもあれば、花芽と葉芽がはっきり違うものもあり、芽もなかなか面白いですよ。

多摩NTの住人さんへ
お褒めいただき、ありがとうございます。
これからどのように芽が動き出すかも楽しみですね。

投稿: そよかぜ | 2008年2月23日 (土) 22時01分

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