バンの生活
西日で金色に輝く水面(みなも)に浮かぶバンです。 黒い体の脇には白斑があり、赤い額板が特徴的です。
'07年の5月13日にバンの子供を紹介しましたが、この時期はもう親子の区別はつきません。
下は集団での食事風景。 バンの夫婦は基本的には一夫一妻ですが一夫多妻の場合もあり、下の写真の個体が親子の関係なのか一夫多妻の姿なのかも、継続的に観察していない私には分かりません。
黄緑色のものはホテイアオイの葉柄や浮き袋で、葉身は枯れてありません。
バンの足は、上の写真のように水草の上や水辺の柔かい土の上を歩きやすいように、指がたいへん長くなっています。 そのかわり水かきはありません。 ですから、飛び立つために湖面を助走するときは、水かきの無い足で水面をたたくものですから、派手に水しぶきを立てることになります(下の写真)。
写真の池は住宅地の中にありますので、バンもよく人に慣れています。
この池は、長辺が約150m、短い辺が約30mほどの、ほぼ長方形の小さな池で、岸から石を投げると、池の中央部まで子供の力でも届きます。 実際バンは石の標的にもされるのですが、バンも慣れたもので、近くで石の水柱が立っても平気です。
この池には、マガモやヒドリガモも飛来します。 普段は別の群を作っているのですが、時には群が接触することも。 下の写真はヒドリガモのメスがバンの普段生活しているエリアに入り込んで来た時の様子です。 バンはどこか迷惑そうな様子です。
上の写真で2羽のバンの嘴の色が違いますが、冬になると嘴は黒っぽくなり、体色も派手さがなくなってきます。 12月下旬に写した写真ですが、右の個体は夏羽と言っていいような色ですし、左の個体もまだ完全な冬羽とは言えません。
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コメント
お正月~~~というにピッタリ。
まるで金箔を敷き詰めたみたいね。
これが本物ならば・・と手が震えませんでしたか?
お日様は時として凄いプレゼントを下さいますね。
>バンはどこか迷惑そうな様子です
そうやね・・・・
この池にホテイアオイが咲くというところに興味津々 昨夏初めてこのお花を見たもんですから・・・・
投稿: わんちゃん | 2008年1月 3日 (木) 14時09分
この調子なら、この池のホテイアオイも寒さから生き残り、この夏にはもっとたくさんになるでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2008年1月 3日 (木) 22時12分