トベラ
トベラの赤い種子がまだ残っています。 この赤い種子は、写真のようにネバネバした粘着質に包まれていますが、このネバネバ物質はどんな働きをしているのでしょうか? 鳥にとっておいしい味がするのでしょうか? それとも鳥にくっついて運ばれることもあるのでしょうか?
トベラは雌雄異株ですので、この赤い種子は雌株でしか見ることができません。
トベラは海岸の崖などに自生する常緑低木で、潮風にさらされることから乾燥に強く(潮は水を奪います)、その性質を利用して、道路の緑化帯などに広く植栽されています。
トベラには、少し臭気があります。 『日本原色植物図鑑(木本編Ⅱ)』には、「節分に扉に枝をはさみ疫鬼をさけるので扉の木という。」とありますが、この悪臭を魔除けにしたのでしょうね。 この悪臭は、燃やすときつくなるようです。
トベラはトベラ科に分類されますが、トベラ科は東南アジア、オーストラリア、アフリカなどの主に熱帯に分布します。
| 固定リンク
« シラホシコヤガの繭 | トップページ | オナガガモ »
「木1 常緑樹」カテゴリの記事
- サイコトリア・ペピギアナ(2024.06.22)
- エリカ・オアテシー(2023.06.09)
- コジイの花(2014.05.09)
- ヒカゲツツジ(2014.04.21)
- カミヤツデ(2013.12.25)
コメント
"トベラ”あるある聞いたことある・・・
先日、南紀で~~
赤い実がベチャ~としてるように見えました。
いろんな実がなっていて片っ端から撮ってます。
ずらずら~と並べてみますので、また木の名前等等、教えてくださいませませ・・・
投稿: わんちゃん | 2008年1月14日 (月) 11時51分
了解しました。今からそちらのブログにお伺いします。
投稿: そよかぜ | 2008年1月14日 (月) 21時28分