コガモ
マガモのところで、「マ」ガモという名前、真のカモ、カモ中のカモという名前は、このカモの肉がおいしく、狩猟の対象とするからだと書きました。 コガモの名前も、「子供のカモ」と間違われやすいですが、もちろんそうではなく、「小さい」「カモ」という意味で、「小さいだけで、ちゃんとしたカモ」、つまり「おいしいカモ」です。 ただし、取れる肉の量がマガモの1/4くらいしかありませんから、それだけ狩猟の対象として狙われる機会は少なくなります。
下の写真のコガモのオスは、羽根を少し持ち上げてきっちりたたんでいますので、青緑の「翼鏡」が見えていて、美しく光っています。 翼鏡は次列風切の一部にある金属光沢の羽根の部分の名称で、オス・メスともにあります。 飛行中には後ろからよく見える位置にあり、群で飛ぶ時には仲間に対する目印となっていると言われています。
下はお休み中のオスとメス。 眼も閉じてしまっています。 どういうわけか、この写真を撮った時はほとんどのメスがお休み中で、泳ぎ回っている個体はいませんでした。
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コメント
一枚目の写真、見れば見るほどデコイに似てる。
リビング・ルームの飾り棚の定番的存在のデコイ。
最近お腹のあたりからパカッと開いて、中にはキーやらハンコやら入れるようになってて玄関の置物に・・・・
それに、ものすごうよう似てる、一枚目のが
ところでオスのコガモ君、きれいですね。
4行目~6行目→ リアルですね・・・
カモ肉屋さんの思惑が。
投稿: わんちゃん | 2008年1月29日 (火) 16時12分
こんばんは♪
羽根の色が綺麗ですね~~
翼鏡って何と読むんですか
この羽根欲しいです
羽根があるとふっくらして太って見えますが
かなり膨らんでるんでしょうね
こんな冷たい水の中にいても寒くないくらい
空気の層を作ってるんでしょうか
投稿: エフ | 2008年1月29日 (火) 22時10分
わんちゃん、デコイの本来の意味をご存じですか?
decoyは、「おとり」とか「おびきよせる」などという意味の単語で、本来のデコイは、インテリア用のものではなく、野外に置いて仲間と思って近づく鳥を狩猟したりするためのものです。
ですからコガモがデコイに似ているのではなくて、コガモに似たデコイを作るわけです。
エフさんへ
翼鏡の読みは、そのまま、「よくきょう」です。
この羽根、私もほしいです。手に入れて、じっくり眺めてみたいですね。
羽根の下に空気を溜め込んでいるのは間違いないでしょうが、コガモは小さいカモで、体長は短く、全体的に丸みのあるカモです。
鳥たちは水に浮いていて寒くないのでしょうかね。この日、撮影から帰ってくると、私の足の指はしもやけになっていました。
投稿: そよかぜ | 2008年1月29日 (火) 22時49分